遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

終戦記念日: 続報

終戦記念日関連のイベントや記事の紹介;

【謝罪バーゲン】

  • 菅内閣総理大臣記者会見 / 首相官邸
    平成22年8月10日(火)
    昨日紹介し忘れたもの


    −−−( 「戦略的な視点から、今回の談話をどのような政策課題や日韓関係あるいはアジア諸国に対して、こうした形で生かしていこうと、そういう戦略的なねらいがあれば、御説明をお願いします。」 との質問に対する菅総理の答えより抜粋)


     今、世界の大きな激動期とも言える状況にあります。アジアの経済は大変な勢いで伸びている中で、この地域についてのより安定した形が日韓を軸に、更にはアメリカを加えて、日韓米の3か国によって形成される。このことは極めて大きな意味があると思っております。そういったことも展望しながら、今回の談話を発表させていただいたわけであります。 (以下略)


    近視眼的と云うか、単なる馬鹿と云うか。日韓米が軸? ただのアメリカファンクラブに過ぎないし、肝心の中国を抜かして何が安定なのか? 韓国と共にアメリカ依存型の政策を継続・強化・連携しようと云うことなのだろうけれど、アメリカにとって日・韓の戦略的な重要性は極めて低く、そのうち見捨てられますよ。カネ (駐留思いやり予算など) の切れ目が縁の切れ目、その時は慰謝料でも請求するのでしょうか? また、そのために韓国だけに謝罪をしたのか? それ以外の国はメじゃない、とも聞こえますが。
  • Japón conmemora el 65 aniversario del fin de la II Guerra Mundial
    TOKIO, 15 Ago. (EUROPA PRESS)


    ※ 意図がよくわかりませんが、この記事に掲載されている写真は;


    写真提供は "Foto: KIM KYUNG HOON / REUTERS"


    謝罪に関する部分は;


    La semana pasada, Kan presentó sus disculpas a Corea del Sur por el régimen colonial de principios del siglo pasado que perduró hasta el final de la guerra, y en los que miles de coreanos fueron obligados a alistarse para luchar en el frente. Gran parte de la población civil fue esclavizada por los soldados del Imperio japonés y, en particular, se obligó a decenas de miles de mujeres a trabajar como prostitutas en burdeles militares.  (以下続きますが省略)


もうひとつ別の観点から見ますと;

【語り継ぐ、と云うこと】

  • の・ボール:取材を申し出たが、断られた… /愛媛
    8月13日15時29分配信 毎日新聞


    −−−▼この時期は例年、戦争に関する取材が多い。1945年夏より前のあの時代、日本人は何を経験し、考え、何が残されているのか。戦争体験者は、どれだけ時が過ぎようと消化しきれない「塊」を抱えている。取材する我々には、受け止める覚悟、文章にする覚悟が必要だ (以下略)


今までにも、 「体験を語り継ぐ」 と云う観点からあちこちで様々な活動がなされています。上掲リンクはそのうちのごく一部。これら分散している情報を一覧出来る仕組みがあれば、ある地域での活動が他地域でも参考になる、と云うこともあるだろうし、ある体験に繋がる別の体験を見付けられるかも知れないし、勇気付けられるかも知れない。ひとつの大変有益なデータベースが出来るのに−−−と常々思っています。大変な労力が必要だろうし、経済的にペイする作業では無いのですが。


また、最後に紹介した記事には特に注目しています。体験者が消え去る前に、是非体験を文章として残したり口述筆記・編集などの方法で残して欲しい。云うは易しですが、それを妨げる要因を取り除かなければなりません。特にその体験が体験者の所属部隊あるいは軍にとって、従って国にとって極めて不都合なものである場合、語る・書く方々の心配は、仲間に迷惑がかかるのではないか、嫌がらせをされるのではないか、年金を打ち切られるのではないか、裁かれるのではないか、など様々かと思います。しかし外に出さぬままあの世に持って行かれたのでは、残された者たちは永遠に知ることが出来ない。虐殺や組織的な暴行行為などネガティブなものであっても、それが戦争の現実であれば我々は知る必要があります。ここ何年かが勝負でしょう。記者の方には、懲りずに研鑽・努力を続けて欲しいですね。