遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

翻訳家 山岡朋子さん その73  『ルス、闇を照らす者』 :  アルゼンチン 過去の清算は終わらない その5

記事の紹介を続けます;

軍事独裁政権下での犯罪を裁く裁判関連】

    • Vuelos de la muerte - Wikipedia, la enciclopedia libre


      拉致・監禁・拷問した 「行方不明者」 達を軍用機から海に突き落として殺害したケース、その遺体が流れ着いて発覚したもの。薬物投与後 (だから苦しまずに死んだ筈だ、と言いたいのでしょう) とのことではあるが、たとえそれが真実としても殺人の正当化にも減刑の対象にもならない。


スペインを始めとする欧州に逃げている加害者が相当数残っている様ですが、アルゼンチン司法当局からの要請があれば身柄を引き渡している様です。ナチの戦犯が、逃亡・潜伏先の南米 (調べていませんが、アルゼンチンが多かったのでは) からドイツへ送還され裁かれた実績がありますから、欧州各国は協力的でしょう。被告があまり歳を取らないうちに捕まえないと。

(以下、今回の一連の紹介の最終回へ続く)