遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

翻訳家 山岡朋子さん その69  『ルス、闇を照らす者』 :  アルゼンチン 過去の清算は終わらない その1

このグログのメインテーマについて 山岡朋子さん そのxx 『ルス、闇を照らす者』 として最後に書いたのは何と2009年12月29日、更に 『ルス』 の舞台アルゼンチンのケースについて取り上げたのは2009年11月23日となっておりました。個人的な事情も観方の変化もありますが、それ以来大きな出来事が多かったと云うことでしょうか。ただしメインテーマについても国毎に継続的に追いかけてはおりますので、単なる記事と背景の紹介となりますがこのあたりで一度吐き出して? しまうことに。人物と年代の整理に加えて量が多いので、2〜3回に分けます。

【アルゼンチンの軍事独裁政権、任期: 大統領の面々】
  出典: アルゼンチンの国家元首一覧 - Wikipedia
  ※ イサベル・ペロン解任以降アルフォンシン就任まで、臨時含む。
  ※ 人物のリンク先は全て日本語あるいは西語版ウィキペディア

  • 1976年3月24日 - 1976年3月29日
        軍部評議会 / Junta militar (事実上の大統領) 臨時
        Emilio Eduardo Massera, Jorge Rafael Videla
        および Orlando Ramón Agosti の3人により構成
  • 1976年3月29日 - 1981年3月29日
        Jorge Rafael Videla (事実上の大統領)
  • 1981年3月29日 - 1981年12月11日
        Roberto Eduardo Viola (事実上の大統領) 、辞任
  • 1981年12月11日 - 1981年12月22日
        Carlos Alberto Lacoste (事実上の大統領) 、臨時
  • 1981年12月22日 - 1982年6月18日
        Leopoldo Galtieri (事実上の大統領) 、辞任
  • 1982年7月1日 - 1983年12月10日
        Reynaldo Bignone (事実上の大統領)


上掲はあくまで対外的な最高責任者としての実質大統領の一覧ですが、 汚い戦争 - Wikipedia の中で実際に組織だって行われた国民弾圧である Proceso de Reorganización Nacional、日本語では国家再編成プロセス を実行したのは、陸・海・空3軍の長による Junta Militar (軍事評議会) 、および軍事評議会により任命された最高裁のコンビの様です。 (ぶっちゃけ、この暗い歴史に関しては様々な言葉が少しずつダブりながら存在するため、私自身まだ明確に使い分けられません)

【国家再編成プロセスを実行した軍事評議会・最高裁の面々】
  出典: Proceso de Reorganización Nacional - Wikipedia, la enciclopedia libre
  人物のリンク先は全て西語版ウィキペディア

  1. 1976-1980: Jorge Rafael Videla, Emilio Eduardo Massera, Orlando Ramón Agosti

  2. 1980-1981: Roberto Eduardo Viola, Armando Lambruschini, Omar Domingo Rubens Graffigna

  3. 1981-1982: Leopoldo Fortunato Galtieri, Basilio Lami Dozo, Jorge Isaac Anaya

  4. 1982-1983: Cristino Nicolaides, Rubén Franco, Augusto Jorge Hughes


最高裁判事 (任期未確認): Adolfo Gabrielli, Horacio Heredia, Abelardo Rossi, Alejandro Caride, Federico Videla Escalada

【前回紹介以降の記事 その1】


年齢から考えると獄死。現政権下では恩赦の対象にはならないでしょうが、−−− (以下、その2へ)