遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

ハイチ大地震に関する報道: その4

幾つか気になった記事を紹介;

  • http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010022200216
    (2010/02/22-10:47)


    −−− ハイチ地震では、先に政府が犠牲者は23万人に上ったと発表したが、その後に修正も相次ぐなど二転三転している。遺族などが自分たちの手で埋葬した遺体も多く、正確な犠牲者数は当局も把握できていないのが実情だ。
  • http://www.truthdig.com/report/print/haiti_forgive_us_20100209/
    By Amy Goodman, Posted on Feb 9, 2010


    −−−Earthquakes alone do not create disasters of the scale now experienced in Haiti. The wealthy nations have for too long exploited Haiti, denying it the right to develop in a secure, sovereign, sustainable way. The global outpouring of support for Haitians must be matched by long-term, unrestricted grants of aid, and immediate forgiveness of all that country’s debt. Given their role in Haiti’s plight, the United States, France and other industrialized nations should be the ones seeking forgiveness.


    ハイチの苦難の歴史を振り返ったうえでの提言。諸手を上げて賛成。
  • Haitian homeless in need of toilets, showers - People's Daily Online
    16:16, January 30, 2010, People's Daily Online (人民日報)


    生きて行くためには口に入れるものが当然必要ですが、入れた以上出さなければなりませんから、し尿の処理や体をある程度清潔に保つことの優先度も高い筈。私は幸いにしてその経験は無いのですが、被災地で本当に困るのは、食事よりむしろトイレや入浴 (および日本の場合、贅沢かも知れませんがプライバシーの確保) ではありませんか?特にハイチの様な気候の場合伝染病の発生・まん延が怖い。(病原は死体の腐敗によるものだけではありません。)
  • 掲載終了
    ハイチ大地震支援策、新国家建設も議論…AU会議
    1月31日23時1分配信 読売新聞


    ヨハネスブルク=中西賢司】アフリカ連合(AU)首脳会議が1月31日、エチオピアの首都アディスアベバで3日間の日程で開幕した。アフリカ系住民が約9割を占めるハイチの大地震被災者支援が議題となる。ハイチからアフリカ各国への移住希望者に対する市民権付与や震災孤児の養子縁組のほか、米国の解放奴隷が建国したリベリアのような新国家建設の可能性も討議される予定だ。セネガルのワッド大統領は、被災者への土地無償提供の用意があると表明している。 (以下略)


ところでもっと気になっているのが、地震災害復興にかけては恐らく世界トップクラスの (希望的な見解です、地震国日本で出動回数は多いでしょうから。⇒ GLOBAL SEISMIC HAZARD MAP ) 我が自衛隊の派遣の方法です。結果としては問題無いのかも知れませんが、紛争地への派遣じゃぁなく災害派遣ですよね???


南米渡航の準備などで私は今回の経緯をよく確認していませんが、災害復興に何故PKO派遣なのか?護身用に火器を携帯する様ですが、紛争地ならまだしも被災地に携行するのはいかがなものか?気の立った被災者に銃を向けるつもりでしょうか???;

http://www.jica.go.jp/jdr/about.html


−−− 1987年には「国際緊急援助隊の派遣に関する法律」(通称JDR法)が施行。これにより、医療チームに救助チーム、専門家チームが加わり、現在の国際緊急援助体制の基礎が完成しました。1992年には、PKO法の改正にあわせて一部改正され、特に大規模な災害への自衛隊の派遣が可能になりました。同時に、PKO法とJDR法の対応範囲が整理され、紛争に起因する災害はPKOが、それ以外(自然災害、ビル倒壊などの人為的災害)の災害は、国際緊急援助隊が対応することで整理されました。


国際緊急援助隊として救助チーム、医療チーム、専門家チーム、自衛隊部隊の4チーム派遣が可能ですから、こちらが正解ではないのか? (この法律が更に改正なりPKO法に吸収されたなら私の不勉強ですが) 鳩山由紀夫首相が 「困った人がいれば助けるのが人の世のあるべき姿。『命を守る国・日本まさにここにあり』ということを世界に示してもらいたい」 と訓示した様ですが、それなら尚更のこと、海外では軍隊として見られる自衛隊としてではなく国際緊急援助隊として派遣すべきでは? 他国は軍隊を派遣していますが、決して評判はよくありません;

    • 元記事
      Category: | Herald Sun
      From correspondents in Port-au-Prince From: NewsCore January 26, 2010 10:31AM
      Herald Sun (Australia)