遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

ハイチ大地震: 覇権争い?

埋葬済みの犠牲者だけで7万人、援助が届かないための治安悪化も受けて非常事態が宣言された様です。世界中が注視する中、やはりアメリカによる大量の軍隊派遣に対する懸念が伝えられています。ヒラリーなど鳴り物入りでハイチ訪問、ダンナも訪問する様ですが、混乱の中彼らを受け入れる側の迷惑は考えていないでしょうね。 http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001150002.html なんて報道がなされていますが、欲ボケした政治屋とその取り巻き (SP) 御一行様が離着陸することで援助物資が後回しにされるのですよ。

  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000085-mai-int
    1月18日20時20分配信 毎日新聞


     来日中のマルガレータ・ワルストロム国連事務総長特別代表(防災担当)が18日、東京都内で毎日新聞の単独インタビューに応じ、ハイチ大地震について、(中略)日本に期待する貢献策として、▽耐震技術▽資金▽災害復興の経験−−の提供を挙げた。


    その通りと思います。この様な目的で使うカネなら、だれも文句は言わないでしょう。先日阪神大震災の15周忌終えたばかりですし−−−
  • Nicaragua's Ortega raises specter of US occupation in Haiti | CounterVortex
    Submitted by WW4 Report on Mon, 01/18/2010 - 00:16.


    −−− Nicaragua's President Daniel Ortega raised fears about a new Yankee occupation of the Caribbean nation. "What is happening in Haiti seriously concerns me," Ortega said Jan. 17. "It seems that the bases [in Latin America] are not sufficient." He added: "There is no logic that US troops [have] landed in Haiti. Haiti seeks humanitarian aid, not troops. It would be madness we all began to send troops to Haiti."  (以下略)


    コロンビアに続いてハイチにも陣を構えることが目的かも知れません。歴史を振り返っていい加減懲りてくれ、と言いたいのですが。
  • Cubadebate
    17 Enero 2010, Reflexiones de Fidel


    −−−En Haití se pondrá a prueba cuánto puede durar el espíritu de cooperación, antes de que el egoísmo, el chovinismo, los intereses mezquinos y el desprecio por otras naciones prevalezcan. (以下略)


    フィデルの最新のブログより。キューバの実績もアピールしていますが、非常にまともな問題提起と思います。
  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000096-mai-cn
    1月18日20時51分配信 毎日新聞


     ハイチ大地震を巡り、米国や中国などが熱い「支援外交」を展開している。中南米諸国との関係改善などを目指すオバマ米政権は、空母や病院船に加え1万人規模の軍部隊の派遣に乗り出すなど、内外に存在感を誇示。中国も、ハイチと外交関係を持つ台湾に対抗するかのように、援助の規模を積み増している。震災支援の舞台裏を探った。 (以下略)


    今更何を馬鹿な報道しているのか? 薄笑いの陰にあるオバマの本質は、中南米からはとっくに見抜かれています。今回の大規模な軍隊派遣は更なる関係悪化、 「裏庭」 中南米での覇権拡大を目指しているとしか思えない;
  • http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001180015.html
    2010.01.18 Web posted at: 16:11 JST Updated - CNN


    ポルトープランス(CNN) 米国とオランダの両国当局は18日までに、大地震で壊滅的打撃を受けたカリブ海のハイチから養子を迎えるために必要な手続きを迅速化し、ハイチ人の子どもがすみやかに出国できるようにする方針を決めた。 (中略)


    オランダの養父母への紹介が行われたものの、ハイチの判事が養子縁組の承認を保留している子どもは約44人いる。オランダ当局はこうした子どもたちについて、ハイチ側の早期承認を求めていくという。 (以下略)


    一見美談に見えますが、体(てい)のいい誘拐あるいは人身売買に当たる危険性は無いのか、大変疑問。孤児は貧しいハイチより先進国で育てられた方が幸せなんて思い上がりによるものだとしたら、とんでもないことでもあるし。


アメリカの政治屋は、お見舞いはそこそこにパフォーマンスと同時に援助の押し売りと見返りの露骨な要求をしかねない連中です。ハイチなんて自分達の 「裏庭」 としか考えていないでしょうから、たとえ災害支援であってもアメリカの国益しか考えない 「外交」 を展開するのでしょう。たとえまだアメリカの属国根性から抜け出せないとしても、日本はそうあって欲しくはありません。