遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

一体、何様なの? アメリカ様?

読んで呆れてしまう記事を見つけました;

http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_1201&rel=y&g=phl
(このコンテンツは10月17日発売のフォーサイト11月号に掲載されたものです)
米国はいつまでも鳩山政権にやさしくはない
戦略国際問題研究所(CSIS)日本部長  マイケル・グリーン


−−−米国のオバマ政権も敬意と寛容をもって支持する姿勢を示し、あからさまな衝突は避けるよう努めつつ、日本の民主党政権より現実的な方向へと着実に舵を切っていくことを期待してきた。


 だが、ワシントンの高官たちの間には懸念が湧き上がりつつある…。


 米国の示す寛容と忍耐を日本の新政権は弱腰あるいは柔軟性の印だと誤認しているのではないか? 海上自衛隊のインド洋への派遣や沖縄の米軍基地移転といった問題では、オバマ政権の立ち位置はブッシュ時代とほとんど変わっていないにもかかわらず…。 (中略)


−−−新政権が対テロ戦争から撤退するということになれば、日本の国際的な名声にも傷がつく


 オバマ政権は、インド洋派遣という単一の問題が米日の同盟関係全体を揺るがす事態は望んでおらず、日本の民主党が海自に対して、たとえ現在とは別の任務になるとしても、意義ある役割を割り当てることを期待している。そのため、今は“ガイアツ”の行使を避けているものの、社会民主党の唱える「平和主義」に民主党が屈するといった、易きに流れる展開は求めていない。


これは恐らくワシントンの中枢で国家とオバマを動かす一握りの権力者たちの本音でしょう、アメリカ外交の暴力的な本質がよく表れていますね。 『米国はいつまでも鳩山政権にやさしくはない』 は、 「そのうちガイアツをかけるぞ」 の意味ですから、主権国家に対する恫喝行為。これに屈せず抵抗しているのがイランでありキューバでありベネズエラです。 『新政権が対テロ戦争から撤退するということになれば、日本の国際的な名声にも傷がつく』 のコトバには、子ブッシュが 「対テロ戦争」 の名の下始めたアメリカの侵略行為への支持がアメリカ国内外で低下していることに対する苛立ちとあせりが表れている、と私は解します。 それとも 「日本の国際的な名声」 とは、アメリカの忠実な僕としての名声を指しているのかな? こんな暴力国家の 「国益」 のために日本は一緒に心中するのでしょうか??


社会民主党の唱える「平和主義」に民主党が屈するといった、易きに流れる展開』 と云うが、アメリカが世界中で直接・間接に展開している戦争に世界中が引っかき回されている現状下、 「平和主義」 を唱えて行動するのは 「易い」 ことなの? 第9条を含めた 「平和憲法」 を日本に押し付けたのは誰でしたっけ? 「オバマジョリティー」 なんてコトバを唱えて言いなりになることこそ 「易きに流れる展開」 でしょ???


フォーサイトにこの記事を掲載した新潮社は日本有数の出版社であることは認めますが、社長が創業時から代々世襲によって引き継がれている化石の様なカイシャらしく? 保守的な論調で知られている様ですね。要するに変化を恐れるタイプ。この記事で何が言いたいのだろう? アメリカ様に怒られるぞ、早くジミントーがやって来た通りに戻せ、ってことなのでしょうネ。まあ佐藤一族経営の株式会社ですから自分達が儲かれば何でもよいのでしょう。日本には言論の自由も一応ありますしね。こんな考えもある、ってことであまりアタマには来ませんし、同社の月刊誌も読まないからどうでもよいのですけど。