麻薬所持によりマレーシアで身柄拘束された邦人女性のこと、『人権』 のこと
大量の麻薬所持により、アレーシア当局に逮捕された邦人女性のことが報道されています;
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091102-00000206-jij-int
覚せい剤所持容疑で邦人女拘束=死刑になる可能性も−マレーシア
11月2日21時52分配信 時事通信
−−− 発見された覚せい剤の末端価格は120万リンギ(約3150万円)相当。マレーシアの薬物取締法に基づいて捜査が進められており、有罪となった場合には死刑となる可能性がある。
本人の気付かない間に荷物に放り込まれた可能性 --- 例えば航空会社に預けた後、運び屋が適当な荷物に麻薬を入れ、到着空港で仲間が通関前にそこから抜き取る筈が手違いでそのまま通関された、とか。最近は荷物にカギをかけるな、とか、空港によっては係官のモラルの低いところがあります (○ース○ー空港なんか有名ですよね) から、このテの密輸は難しくはない筈 --- は否定出来ないでしょうから、冤罪の可能性の有無および覚せい剤入手の経緯、本人の認識など事実関係がきちんと確認されるなら、その国の法によって裁かれるのは当然ですね。日本国政府は身柄引き渡しやら減刑を要請可能でしょうが、強制は出来ないしすべきでもありません。
- http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kambara/nikki-20010725.htm
2001年7月25日(Wed) タイの裁判で19人が麻薬で死刑判決
※ 出典を示しますが、この内容については引用者である私が全責任を持ちます。
−−− またマレーシア、シンガポールでは麻薬所持では必ず死刑です。旅行するときは人から頼まれて荷物を運んだりしないようにしないといけませんね。紙袋の口などはしっかりガムテープで留めて変な物を放り込まれないように防御しましょうね。
- http://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/jp/archives/2008/04/entry_190.html
在ムンバイ日本国総領事館 - CGJ in Mumbai
麻薬所持事件に対する注意喚起
Posted on 2008年04月25日 by Consul
−−−4.軽い気持ちで麻薬に手を出したがために自己を破滅させたり、日本にいる家族に多 大な精神的、経済的負担をかけることになります。インドは麻薬犯罪に対して決して寛容な国ではありません。麻薬には絶対に手を出さないで下さい。
会社員時代、アメリカ9−11以前のある時期、かなり頻繁にドバイを中心とした中近東へ出張へ行きましたが、同地域某国のビザ取得時、ビザのハンコとともに 「当国の法律では、麻薬所持だけで死刑になる可能性があります」 と日本語で印刷されたメモのはさまれたパスポートが返却されて驚いたことがあります。まさか私のヒゲのせいではないでしょう、中近東ではヒゲを生やしていない男はあまりいない筈ですから。ドバイ (アラブ首長国連邦) はどうだったかな?確かあの国は、中央アジアと他地域の中継点にもなっていたと記憶しますから、麻薬の出所は推して知るべしですが。確信犯なら極刑止む無しでしょうね。
この種の問題は過去何度も目にしました。比較的最近のものだと;
- http://excite.co.jp/News/china/20090316/Recordchina_20090316022.html
中国への麻薬運び屋になるな!外務省が自国民に厳重警告―フィリピン
2009年3月16日 19時24分 RecordChina
−−−さらに、中国では過去2年間で22人のフィリピン人が死刑判決を受け、12人が無期懲役、11人が15〜16年の懲役に処されていることを挙げ、麻薬犯罪は厳罰に処されると警告し、麻薬の密輸に加担しないよう注意を喚起している。
- http://www.news.janjan.jp/world/0610/0610082395/1.php
シンガポール:麻薬所持で死刑に直面するナイジェリア人
IPSJapan2006/10/09 JanJanニュース
イウチュクゥ・アマラ・トチさんは727.03グラムのヘロインをシンガポールに持ち込もうとしたとの罪で3月に有罪とり、死刑が宣告されている。命を救うためには国際的圧力を高める必要がある。(全訳記事) (中略)
−−− たとえば、2002年にシンガポールで麻薬密輸により死刑宣告されたドイツ市民のユリア・ボールさんの場合、2005年に刑務所から釈放され、亡命することができた。 (以下略)
- http://blog.livedoor.jp/kiasu926/archives/50236745.html
シンガポール、豪州人死刑執行
December 03, 2005 しゃべるマーライオン
※ 出典を示しますが、この内容については引用者である私が全責任を持ちます。
シンガポール外務省は1日、ヘロイン密輸の罪で死刑判決を受けたベトナム系オーストラリア人、グエン・トゥオン・バン死刑囚に対し、2日の刑執行前に母親らと直接、面会するのを認めると発表した。これはオーストラリア首相ジョン・ハワードの個人的な嘆願から、シンガポール政府が特例として認めたものだと報道されている。しかしながら、オーストラリア政府の再三にわたる死刑中止の要請は拒否され、2日午前6時、このオーストラリア人の刑は予定どうり執行された。 (以下略)
犯罪者に優しい社会を目指す 『人権団体』 が喜んで飛び付く格好のネタですが、本当に麻薬を撲滅したいなら厳罰止む無しと私は考えます。何度も言いますが、麻薬消費に関しては寛大である一方、麻薬供給には厳しくて構わない、あるいは意図的に目をつぶる彼らの姿勢は卑怯です。麻薬組織の構成員あるいはそう疑われる者は、裁判もクソも無しで射殺されるのですよ。栽培地には薬剤をまいて環境そのものを壊滅させる。そこに暮らすひとたちの生活はどうなるのですか? 需要があるから供給がある、と云う市場の大原則? を無視し続けるのでは、 『麻薬撲滅』 など何の意味も無いことに早く気付くべき。それならいっそのこと世界中で麻薬を合法化させれば? おネダンが下がり、タバコ同様に減るかもよ。
パブロ・エスコバル (ウィキペディア) は、 『史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人』 だったそうです。この怪物を誰が作ったのか?
出典: http://www.flickr.com/photos/andyz/97665845/
談笑するようなことなのか??? 彼の 『人権』はどうなったの?