遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

谷垣禎一自民党総裁の非常識を糾弾します。

惨敗した自民党の総裁を引き受けた谷垣禎一氏の以下発言はあまりに非常識であり、政治家として絶対に許される行為では無いと判断します;


ヒトラー・ユーゲントナチス党の青少年組織)がヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた


間接的に鳩山首相ヒトラー呼ばわりしていることになりませんか? 谷垣さんは華やかな経歴の持ち主ではありますが、ヒトラーとはどんな人物であったのか認識していないのでは? 海外でこのヒトラー発言に対してどんな反応・評価があるか見ものです。 谷垣さんは、世界史は勉強していないのかも知れませんね。こう感じる私がおかしいのでしょうか??? どんなにボロくそにこきおろしてもそれは自由ですが、何を言っても許されるのでしょうか??? こんなのが総裁を務める自民党が大敗したのは当然ですし、その意味で我々有権者はそれほど馬鹿では無かったな、と胸は撫で下ろしていますが。


(本日の記事は未完ですが、いったんここでアップします)


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さて問題の鳩山さんの所信表明演説ですが;

第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説 全文


比較の意味で、昨年の麻生太郎首相(当時)のものを紹介しますね。戦後だらだらと長期に渡って政権を担ってきた自民党政治の延長線上にあるものですから、よほど目新しいことでも無い限りそりゃ 「具体的」 でしょうよ。;

第170回国会における麻生内閣総理大臣所信表明演説

  • ※ これは自民党HPに掲載されているものですが、実際にはこの演説に先立ち、以下「お詫び」がありました。自民党のものからはちゃっかり?削除されている様なのであえて紹介します;
    http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080924-4471734/20080930_01.htm
    麻生首相 所信表明演説(全文)
    ( 2008年9月30日 読売新聞)より抜粋


    【 (所信表明)演説に先立ち、申し上げさせていただきます。まず、内閣が突然交代することとなり、国民の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびをいたします。また、中山国土交通大臣に替え、金子国土交通大臣を任命しました。中山前大臣の一連の発言は、閣僚として誠に不適切であります。関係者の方々、国民の皆様に深くおわびを申し上げます。】

今回の谷垣さんの発言に比べたら、中山成彬 (ウィキペディア) さんの 「問題発言」 なんて赤ちゃんのうんち程無害のものですよ、自民党は認識しているのか?


鳩山さんのネライは、これから行う政治の基本となる理念 ---基礎となる考え方--- をご自分の言葉で、かつ許される範囲内でわかりやすく述べることであった筈。役人の作文ほど聞き苦しいものは無いのでこれはマル。上述の様に戦後綿々と続いて来た政治との決別の意味もありますから 「従来通り」 の所信表明演説とは当然性格からして異なります。「異例の長時間演説」 とのことですが、あれだけ広く展開した割にはよく50分で収まったなと思います。「具体性に欠ける」 なんて批判は全くの的外れと言わざるを得ない --- 具体的な政策まで踏み込んでいたら、それこそ丸一日かけたって終わりゃあしない。「わかりにくい」 のも、ある程度はしょうがない --- 今までの延長線上で考えたら特に。加えて、わかろうとする努力も必要でしょ? マニュアルを棒読みしている訳じゃあないんだから。


もちろん演説の巧拙を分析・批判するのは自由ですし、反省があるなら次回反映してもらえばそれでよし、ですが、この件に関する報道 --- 例えば以下記事およびそれに続く一連の記事は、はっきり言って、駆け出しのブンヤさんのあらさがしレベルのものばかりですから、無視して構わない。のりピー裁判の方がマスコミにとっては大事なのでしょうし;


まともな、従って謙虚に耳を傾けるべき批判は、Yahooのニュース速報見る限り今のところ次のものだけかな?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000049-sph-soci
小泉進次郎氏、自民党のヤジに苦言…所信表明演説
10月27日8時0分配信 スポーツ報知


−−− 小泉純一郎元首相(67)の次男、小泉進次郎衆院議員(28)は、鳩山首相所信表明演説中、ヤジを飛ばし続けた自民党の先輩議員たちに苦言を呈した。「今の自民党がやらなくてはいけないことは民主党を批判することではなくて、民主党を検証すること。そのための臨時国会だと思います」と話した。


 自身にとって初めての国会論戦の場。先輩議員たちのヤジは予想以上に激しかった。首相が、政権交代を実現した8月の総選挙の時のことを「あの暑い夏」と強調すると「いいから早く仕事をしてくれ!」。予算編成の話には「何もやってねえじゃねえか!」「財源はどうするんだ、財源は!」。「つまずくこと、頭を打つこともあるやもしれません」と言えば「つまずくのかよ!」。ヤジが最大音量になったのは、首相が政治資金虚偽記載疑惑に触れた時。「ちゃんと説明しろ!」「もっと説明しろ!」。首相の声も聞き取れなくなった。


 その間、鳩山首相の言葉に黙って耳を傾けていた進次郎氏は「言葉遣いは平易で分かりやすかったが、言葉の先にあるビジョンが分からなかった」と厳しく採点。遊説局長代理らしく、あくまでヤジらずに理路整然と指摘した。 (以下略)

   小泉進次郎さん公式HP; http://shinjiro.info/
   同       ブログ; http://profile.ameba.jp/koizumi-shinjiro


私は特にコイズミは大っ嫌いなのですが、息子さんは別の様ですね。やはり自民党は、世代交代しない限り何も変わらない。自民党の 「先輩議員たち」 がやってきた 「政治」 (あるいは「無政治」) にNo!の審判が下された認識が無い。ヤジなら○マコーでしたが、一体国会を何だと思っているのか。前夜のご乱行から回復するための居眠りやストレス解消の場じゃあねえぞ、と言いたいのですが。激論は構わないが、まずヒトのハナシを聴けよな。


何か本当に革新的なことを始める時には 「火にかけられた鍋のぬるま湯の中で茹で上がりつつある蛙」 から旧いパラダイムに基づき批判や非難されるのは当たり前なので、鳩山さんはその意味で自信を持ってよいのでは? もちろん、トップが語った 「夢」 は具体的な政策に裏付けられなければ無意味ですから、これからが正念場であることは間違いありません。この国が今以上に悪くなることは無いでしょうから、思い切りやって欲しいですね。民主党自民党も私の支持政党ではありませんが、真の 『革新』 なら支持しますよって。