遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

蛙の面にx便、牛に経文、牛の角を蜂が刺す、馬の耳に念仏、鹿の角に蜂、石に灸  −−−− ええ加減にせい!

グアンタナモ閉鎖はどうなった?  CIAの“拷問”・過酷な尋問への刑事捜査はどうなった? CIAに潰されたの? それとも裏取引でうやむやに? オバマの手に負えないのであれば、大統領としての指導力に問題アリとの評価が固まってしまう。 どうでもいいけど、アメリカに他国の人権を云々する資格は無いことをまず認識して欲しいものです;

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000096-jij-int
日常的に暴行、食事なしも=拷問での死者も目撃−グアンタナモ元収容者が来日
10月23日16時59分配信 時事通信


−−− クルナズ氏は独ブレーメントルコ人家庭に生まれ育った。01年秋、イスラム教の勉強のためパキスタン滞在中に地元警察に拘束され、アフガニスタンカンダハルを経て、02年初めにグアンタナモに移送された。早くからテロ容疑者と無関係だと判明したが、拘束は06年8月まで続いた。


 収容所には10歳前後の少年もいたといい、度重なる拷問で絶命する収容者も目の当たりにした。自身も体中を負傷し、今も痛みが残るという。


 米国による不当な拘束を受け、同氏は「いつかブッシュ前大統領が法廷に立ち、処罰されることを望む」と強く批判。来年1月までに収容所を閉鎖するとの方針を打ち出したオバマ政権に対しても、計画が遅れていると不信感をあらわにした

  • http://tanakanews.com/090127obama.htm
    意外にブッシュと変わらないオバマ政権
    2009年1月26日  田中 宇


    −−− グアンタナモ収容所には、これまで750人が収容されたことがあり、今でも200人前後が拘束されているが、その多くは、米軍が捕まえた時の根拠が薄く、何カ月も拷問つきで尋問してもテロとの関係が出てこない場合が多い。グアンタナモの拘束者に一般の法廷で裁判を受けさせると無罪になり、ずさんな政策がばれるので、ブッシュ政権はできるだけ裁判もせず、拘束者が「捕虜」(捕まる前は兵士)なのか「囚人」(捕まる前は一般人)なのかも定義せず、無期限拘束を続けてきた。(政治圧力を受け、名前の知られた一部の拘束者のみ軍事法廷に立たせたが、それも途中で止まっている) ( Guantanamo profoundly damaged US credibility )


     オバマグアンタナモ収容所の閉鎖命令を発したものの、それはとりあえずという感じでしかなく、閉鎖後に拘束者をどのように処遇するか未定だ。米本土にある米軍基地内の収容施設を作って移す手もあるが、そうなると米国の法律に基づいて裁く必要がある。これまでキューバ島の米軍基地という外国の収容所で拘束していたので、拘束者には米国の法律が適用されなかったが、米本土の施設に移送するとそうはいかない。拘束者をアフガンやサウジアラビアといった母国に送還し、母国の政府に裁かせる手もあるが、送還された翌日から拷問されるとか、釈放されてテロ組織に戻ってしまうといった懸念も出されており、処遇を決められない。オバマは、ブッシュの政策から脱却したくてもできない状態にある。 ( Gitmo: The Facility Will (Eventually) Close, But the Detentions Will Continue )


一方 「法」 の適用されるアメリカ本土でも、大規模な爆弾テロを計画した (注:未遂ではない) と当局が判断するだけで逮捕可能ですから、アメリカって恐ろしい国ですね。更にその裏は、アメリカが敵視する国に対するテロ行為 (注:計画ではありませんよ、実行に必要な資金・武器の提供から実行に際してのサポートから捕まった時の尻ぬぐいまで全て込み) は奨励している訳ですから、正に世界一のテロ国家です。 そう思いたくはありませんが、全て裏付けのあることなので;

  • http://mainichi.jp/select/world/news/20091002k0000m030112000c.html
    イタリア:CIA工作員拉致事件で求刑…ミラノ地裁公判
    毎日新聞 2009年10月1日 22時07分


     【ローマ藤原章生】イタリアで03年、米中央情報局(CIA)工作員イタリア軍情報機関員計33人が、ミラノ在住のエジプト人聖職者、ハッサン・ナスル氏を拉致しカイロへ連行したとされる事件で、ミラノ地裁の裁判が先月30日、結審した。検察は米側工作員26人全員に誘拐罪で懲役10〜13年を求刑イタリア側には4人に懲役3〜13年を求刑、残る3人の赦免を求めた。


     ナスル氏はテロ容疑者として連行され、米当局者らによる尋問の際、拷問を受けたと訴えている。ミラノの検察当局は不当拘束とみなし、当時のローマ駐留CIA指揮官らを起訴。07年6月に審理が始まった。ミラノ地裁は被告の米国人に逮捕状を発行したが、米政府は起訴内容を全面否定し、裁判は被告欠席のまま行われてきた。


なお上記と直接の関係はありませんが、NYT紙の名物コラムニストの訃報を紹介。私はお名前と筋金入りのジャーナリストであることだけは聞き及んでおりましたが、肝心のコラムをまともに読んだことがありません;

  • http://sankei.jp.msn.com/world/america/090929/amr0909291831006-n1.htm
    サファイア氏死去 硬骨のコラムニスト、惜しむ声
    2009.9.29 18:18 MSN産経ニュース


     リベラル色が濃いニューヨーク・タイムズ紙の中で一貫して保守の論陣を張った名物コラムニスト、ウィリアム・サファイア氏が死去した。 (中略)


     一方で、保守の中でも道理が通らないと見るや、批判をためらわなかった。2001年の米中枢同時テロ後、国際テロ組織アルカーイダのメンバーを特別軍事法廷で裁けるようにした当時のブッシュ大統領の命令を、「私的裁判」と批判し、「正当な保守強硬派が米国の価値観を守るべきときだ」と呼びかけたこともあった。(ニューヨーク 松尾理也)


William Lewis Safire (Wikipedia EN)