核蜜約 のこと: 記事・資料リンク先の紹介のみ
過去日本政府がひた隠しにしてきた 『核密約文書』 がまたアメリカ側から開示され始めましたね。GWUには素直に感謝。日本側に何も残っていないわきゃねぇだろう、情っさけねぇとの思いが強い。あのムネオさんが、臨時国会が開かれたらすぐ外務委員会に歴代事務次官を参考人招致し真相を明らかにしたいと言っておりますが、さてどの程度本気か、また役人がどう対応するのか見ものです。なお今回はリンク先の紹介のみ、読んでいる時間がありませんので;
- http://sankei.jp.msn.com/world/america/091014/amr0910141907006-n1.htm
密約関連文書をネット上に公開米ジョージ・ワシントン大
2009.10.14 19:07 MSN産経ニュース
【ワシントン=有元隆志】米ジョージ・ワシントン大の国家安全保障公文書館は13日、米軍核搭載艦船の日本通過・寄港を黙認する日米の「核密約」に関し、情報自由法に基づいてこれまでに入手した米政府の秘密文書を公開した。 (中略)
同館では外務省内で行われている「密約」に関する調査を支援するため公開したとしている。同時に米政府に対し、機密指定解除されていない秘密文書がなお存在するとして、解除するよう求めている。
この記事の元となった同大のサイトは以下の通り;
- http://www.gwu.edu/~nsarchiv/nukevault/ebb291/index.htm
Nuclear Noh Drama
Tokyo, Washington and the Case of the Missing Nuclear Agreements
sted - October 13, 2009
Edited by Dr. Robert A. Wampler / wampler@gwu.edu
出典:同サイト
- 同大記事にて紹介されている11のドキュメンツは以下の通り:
この件に関する過去の記事をふたつ紹介;
- http://sankei.jp.msn.com/world/america/090918/amr0909182250011-n1.htm
「米の文書詳述」 核密約で米国務次官補
2009.9.18 22:48 MSN産経ニュース
米側はすでに、核を搭載した米艦船の日本への寄港などを、日米安保条約で規定された「事前協議」の対象とせず認めるという核密約について、その事実を示す公文書を開示している。
例えば、1960年1月に署名された「秘密議事録」の草案や、ニクソン米大統領に宛てたキッシンジャー大統領補佐官の69年11月付のメモなどだ。このメモでは「沖縄への核兵器持ち込みに関する秘密の日米合意」などの表現がある。 (以下略)
- http://www.ask.ne.jp/~hankaku/html/nuc-confidential.html
米に「核密約」関係文書 現在も極秘扱い
(朝日新聞、1999年1月11日)
日米両政府が沖縄の施政権を「核抜き本土並み」の条件で日本に返還することに合意した1969年の日米首脳会談で、当時のニクソン大統領と佐藤栄作首相が交わしたとされる非常時の核再持ち込みに関する「密約」の関係文書が米国家安全保障局(NSA) に保管され、現在も「極秘扱い」になっていることが明らかになった。 (以下略)
- 参考: Welcome to the National Security Agency - NSA-CSS HP
文書を探すのはホネなので、興味のある向きはキーワード設定して検索されるとよいかも。
最後に、呆れてしまう記事を紹介;
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090703/stt0907030321004-n1.htm
【主張】核「密約」論議 問うべきは核の傘の信頼
2009.7.3 03:20 MSN産経ニュース
−−− 一部メディアは政府に密約の確認を求めているが、今回の発言は村田氏が昨年秋に出版した自著で公表しており、新事実でも爆弾証言でもない。日本にとっていま重要なことは、北朝鮮の核開発などの新たな脅威に向き合う日米安保体制や拡大抑止(核の傘)のあり方を超党派で冷静に論じることではないか。 (中略)
日本においても、敵基地攻撃能力や核保有の是非を含めた独自の抑止態勢のあり方とともに、日米同盟を通じた核抑止がどこまで機能しているかをきちんと論議する必要が高まっている。
そうした論議を政治が怠っては国家と国民の安全は守れない。国会の場でも、過去を蒸し返すよりも現代の緊急課題に即した抑止論議を最優先してもらいたい。
少し旧いとは云え、 【主張】 などおこがましい、馬鹿馬鹿しくて批判する気にもなれない; 『核の傘』 が機能しているか、核保有の是非を議論するってことは、核兵器に頼る選択肢もアリなの? 密約に関して明らかにすることが過去の蒸し返し? 上に紹介の通り、存在は確認されているのですよ。正に時代に逆行しているとしか言いようが無い。 過去を認識することでしか前に進めないでしょ、また同じことが繰り返されまっせ。 このメディアは核の無い世界なんて実現不可能、と決め付けている様ですが、首尾一貫してるの? 核や武力に頼らずどうやって国を守るのか議論するしか選択肢は無い;根幹の考え方を間違えてモグラたたきやっていると、昔の様にとめどなく誤った方向へ行きますよ。 日本国憲法を読んでますか???