中国 新疆ウイグル自治区暴動のこと: 何が真実なのか?
先日 (8月16日) ミャンマーの件について触れましたが、同様に気になっていたのが新疆ウイグルでの暴動 (暴動そのものの経緯については 時事ドットコムホーム > 特集トップ > 特集 新疆ウイグル自治区暴動 参照) および 世界ウイグル会議 (ウィキペディア) 議長の ラビア・カーディル (ウィキペディア) さん訪日の件。
この時のインタビュー記事は以下の通り;
- msn産経ニュース【グローバルインタビュー】中国は真相を隠している ラビア・カーディル氏(上)2009.8.1 18:00
- msn産経ニュース【グローバルインタビュー】私たちはテロリストではない ラビア・カーディル議長(下)2009.8.9 13:00
ところがその後散発的に報道されている経緯を見ている限り、悪玉中国政府vs善玉ラビア・カーディル議長の対立の図式が崩れそう。本当に全てが中国政府のデッチアゲか?;
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090917-00000029-rcdc-cn
テログループ6人を逮捕、大量の爆発物を押収か―新疆ウイグル自治区
9月17日19時22分配信 Record China
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090912-00000002-rcdc-cn
<騒乱>ウルムチの余波広がる、中国各地で爆弾騒ぎ=市民は戦々恐々―豪紙
9月12日2時44分配信 Record China
2009年9月11日、新疆ウイグル自治区における民族紛争の余波が中国各地に広がっている。オーストラリアの華字紙・澳洲日報によると、広東省と重慶市で爆弾騒ぎが発生。「ウイグル族の襲撃」に戦々恐々としている市民らの姿が浮き彫りとなった。
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090908-00000006-rcdc-cn
<針刺し事件>中国政府は少数民族の犯罪に「寛大ではなくなった」―香港紙
9月8日9時44分配信 Record China
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090906-00000008-scn-cnhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090906-00000008-scn-cn
ウルムチの社会秩序が回復へ、事件首謀者の捜索に力
9月6日14時6分配信 サーチナ
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000080-mai-cn
<中国>ウルムチ市トップを解任 暴動やデモの頻発で責任
9月5日21時52分配信 毎日新聞
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000005-jij-int
ウルムチ抗議デモで5人死亡=当局発表、なお緊張続く−中国新疆
9月5日1時8分配信 時事通信
【北京時事】新華社電によると、中国新疆ウイグル自治区のウルムチ市政府は4日、記者会見し、同市内で3日に起きた漢族住民ら数万人が参加した抗議デモで5人が死亡、14人が負傷したと明らかにした。死者のうち2人は一般市民という。同市内では4日もデモが発生し、緊張が続いている。
事態を重視した中国政府は同日、孟建柱公安相を現地に派遣。同公安相は自治区幹部らに「責任意識を高めよ。早急な治安回復が第一だ」と命令し、暴力行為に参加したり、社会安定や民族団結を損ねたりした者は、民族を問わず法に基づき罰せられるべきだと指示した。
香港の公共ラジオRTHKによると、同日のデモでは、参加者がペットボトルを警官隊に投げ付け、前日に続き「(自治区共産党委員会書記の)王楽泉は辞任せよ」とシュプレヒコールを上げた。警官隊は群衆を追い散らすため、催涙ガスを使った。
日本だってそうですが、治安を乱す暴力行為があれば取り締まるのは当たりまえ。車をひっくり返して火を放つなんてTV報道を見ると、どう考えても正当な抗議行動とは思えない。特に人権が問題となる時には、行きすぎた抗議行動を取り締まる当局が一方的に不利になる傾向があります。警棒でぶん殴っている場面だけ報道されますからね。最近の中国政府の言い分は;
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090916-00000020-scn-cn
中国が国連に反駁「新疆、チベット問題は人権問題でない」
9月16日10時2分配信 サーチナ
−−− 中国代表団の団長を務める李保東ジュネーブ駐在大使は、「報告書の中で、ピレー高等弁務官が事実を顧みず、多くの主権国家に対して『あら捜し』をしていることは大変遺憾である。人権高等弁務官事務所は国連総会が設置した人権機構として、人権の促進という重要な責任を担っており、国際社会からの期待を背負っている。ゆえに、人権高等弁務官事務所は中立、客観、公正の原則を終始厳守するとともに、国連総会から授けられた権限を厳格に遵守していく必要がある」と語った。 (以下略)
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090906-00000533-san-int
中国、在外組織との対話拒む ウイグル問題、チベットとの対比鮮明に
9月6日20時33分配信 産経新聞
中国代表団の団長の言い分は至極もっともです。「国際機関」 による、ある特定国グループに有利な 『あら捜し』 には辟易していますので。
(この件、続く)
※:リンク切れについては追って訂正して行きます。