遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

Cielito Lindo, Cielito Lindo その3

さて変わりダネの紹介を:


トップバッター(?)は、私は今まで存じ上げなかったのですが、なんと美空ひばりさん −−− きちんとしたスペイン語で歌われています;


※当初紹介しましたリンク先動画は、「利用規約に違反しているため、この動画は削除されました。」 とのこと。*1
 調べてみると、多分以下CDに収録されていたものの様です;

 

 出典: 激熱 ラテン歌謡 オーレ!
何と、やはりメキシコのうた "Cucurrucucu Paloma" も歌っておられたのですね。
Titulo = CIELITO LINDO 美空ひばり
写真は歌と無関係。訳された歌詞もおもしろいですね。 そういえば、美空 (うつくしいそら) は Cielito Lindo と訳せますね。


次は、現代日本を代表?する 初音ミク


Cielito Lindo / Miku Hatsune
空 (スペイン語の cielo の日本語訳) がオープニングになっていたり、一部歌詞がおかしいところはありますが、ご愛嬌ってことで。


少し違和感はありますが、シエリト・リンドのサルサバージョン


Titulo = Show Cielito lindo Salsa Festival Zürich 2009


く、くっだらねぇの感のある、クンビア (Cumbia) バージョン。賞味期限?ぎりぎりのねえちゃんが2人山から下りてくる、と云う他愛の無い、まあ冗談として;


Titulo = CIELITO LINDO-EL RIMI- CUMBIA
コメント欄に、 "PORQUERÍA MÁS ABERRANTE!!!" とありますが、これは恐らく berraco から来ているコトバと思います。 Wikipedia によるとコロンビアの言葉とのことですが、実際には隣国ベネズエラでもかなり頻繁に使われています。ビミョーに意味が違う様ですけど。


続いては、お隣中国の三大 (いや、三中か) テノールによる


Titulo = Cielito Lindo
何語かな? 一部ラララーでごまかしている様な。でも3人とも本当にひとのよさそうなおじさまなので許しちゃい?ましょう。


同じく中国;中国語の響きが本当に綺麗!!全く違和感がありません;


Titulo = "老泥车"男声四重唱 美丽的天使 钢琴伴奏:李怡 Cielito Lindo


ん〜〜、たまらない。最高にノリがいいっ;


Titulo = Mills Brothers - Cielito Lindo
Cielito Lindo. From the left: Norman Brown with guitar, Herbert, Donald, Gene Smith and John Sr.

なおこの組み合わせでもうひとつリンクのみ紹介;
http://www.youtube.com/watch?v=9BB-aGybNwo
"From Reveille With Beverly 1943 "  涙が出るくらい素晴らしい!!


紹介し切れませんが、まだまだ色々あります。最後に、オムニバス形式のものを紹介;


Titulo = world music: "cielito lindo" (mexico)
圧巻です。以下詰め込まれていますからね;

Performers:

  • Guayacan
  • Los Indios tabajaras
  • Francio Goya
  • Trio Los Panchos
  • Trio Los Paraguayos
  • Tuna de Medicina de Universidad de Salamanca y Aparejadores de Madrid
  • Pedro Vargas y Mariachi vargas
  • Fabrizio De Andrè
  • Rino Gaetano
  • Ana Gabriel
  • Pedrito Fernandez (different tune)
  • Divididos
  • Gabriella Ferri
  • Josè Feliciano
  • Enrique Iglesias
  • Los Paraguayos
  • Luis Alberto de Paranà (different tune)
  • Zorro & His Romantic Guitars
  • Trini Lopez
  • Roy Etzel
  • Chingon (rock version)
  • Ella Fitzgerald (jazz version)
  • Los Lobos
  • Luciano Pavarotti


何故この唄がこれだけ世界中のひとを魅了するのか? 不思議ですね。その4はいつになるのかわかりませんが、考えたり調べたり楽しみは続きます。


他のコトバはどうだか存じませんが、スペイン語は歌を聴くことから入るのがイチバンいい様な気がします。音にしてうつくしい言葉であると思いますね。


※2009年10月1日、一部加筆・訂正

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*1:09年8月31日変更