遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

日本はなぜリーダーになれないのか  その3: ”Why Japan Can't Lead” 2000年版 記事紹介

その2で紹介しました、2000年版記事のリンク先は;

Why Japan Can't Lead
By W. Lee Howell, New America Foundation
Copyright © 2000 by The Center for Strategic and International Studies and the
Massachusetts Institute of Technology
The Washington Quarterly • 23:2 pp. 17–21.
THE WASHINGTON QUARTERLY SPRING 2000


このレポートは日本の政治の問題および選挙制度比例代表制導入など) について概観・考察し、日本は首相を直接選挙で選ぶべきだと主張しているだけ。アメリカにとって都合のよい方向 (そりゃそうです、首相一人を恫喝すれば言いなりになりますからね) へ行け、と云う御用学者のたわごとに過ぎませんから、特に今となっては読む価値ナシ。時間を無駄にしました。学ぶところは何も無い。子ブッシュが政権の座に就いてから何が起こりましたか? 国連を牛耳る権力を持ったひとりの狂人の手に国の、場合によっては世界の運命を任せるなんてそれこそ狂気の沙汰。(と、政治オンチの私などは思いますが)


でも考えてみれば、2000年当時も色々問題はあったのでしょうが今ほど深刻では無かった。カネが回っている限り、日本のリーダーシップなんて問題にもならなかった;


投資環境レポート
出典: 野村アセットマネジメント 2009年7月号

ウィキペディア参照: GDP(国内総生産)


しかし今は、米欧日の経済は軒並みマイナス成長、BRICs期待の星中国も成長の伸びが急減速していますから、カネのみアテにされている日本なんて何の発言力もありません。これって、ヤバくありませんか?


そう考えると、昨日紹介した Aurelia George Mulgan 教授の指摘には感謝すべきかも知れません。他に誰もしてくれませんからね−−−