遊蕩爺の漂浪メモ

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トランプ政権始動 その8; アメリカ − メキシコ国境の隔離壁

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何でも反トランプ −−− でも待ってよ;

  • メキシコ - 壁できても掘る…不法入国案内人
     最終更新 2月5日 21時44分、毎日新聞
      『コヨーテ』 は相当悪質な違法業者、なのにご丁寧に 「さん」 付けって、このメディアの神経がわからん。まさか 「マツモトチヅヲさん」 なんて報道してやしないだろうな???


オーバーステイを含めた不法入国は、法治国家でなら厳密に取り締まられる犯罪行為でしょ? ざっと見る限り、メキシコ側では本気でアメリカへの不法越境を取り締まろうと言う気は無さそう。メキシコ側が 「放置」 国家状態。業を煮やしたアメリカ側が、それが万全の策ではないけれど (新たな) 壁の建設はやるから費用はメキシコが払え −−− って、ごく当たり前のハナシでは? 自国に置き換えて考えてみればわかること。

  • メキシコとの「壁」で「不法移民」を撲滅することはできない
     更新: 2017年01月27日 11時05分 JST、ハフィントンポスト
     ”よって「壁建設」は、「不法移民」対策に全力を尽くしているという政治的パフォーマンスにはなるだろうが、「不法移民」の新規入国を実際に防止する上での実質的効果は、上記の事実からどんなに多く見積もっても半分程度となるだろう。 / 半分以下の実質的効果しか期待できない政治パフォーマンスに費やす税金としては、あまりにも巨額ではないだろうか。今後しばらく米政権の施策に、従来の合理性やロジックが通じなくなる単なる一例なのかもしれないが。
      実質的な効果が得られなければ即 「無駄な政治パフォーマンス」 と言い切れるのか? 費用を相手に負担させれば 「従来の合理性やロジック」 は通じるワケだし。

不法な越境を防ぐための隔離壁に関しては、確かにハデなパフォーマンスではあるけれど、どう考えてもトランプに理がある。メキシコ側の甘えを指摘する声が上がらないのは一体何故なのか?


トランプの採ろうとしている政策は、反移民ではなく反不法移民である筈。不法移民こそがアメリカの多様性の源泉だと言うなら、どんでもない欺瞞。ルールを無視した成功こそアメリカン・ドリームと呼びたいか。


なお麻薬の流入に関しては、前にも何度か書いたけれど、アメリカが 「麻薬放置国家」 であることの当然の結果。国外に軍を派遣して麻薬ボクメツなんて無理・無駄・頓珍漢なことやってないで、どこぞの Do照手 さん並みに国内で強権を行使するしかない。お手並み拝見。

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