人混みの中でのキャリーバッグ
キャスター (移動用の車輪・コロ) 付きのバッグやらスーツケースは確かに便利だけれど、使い方・使う場所によっては大変キケン。実際に身の回りで事故やら事故寸前のケースにも居合わせたことがあります。
当たり前なのだけれど、4輪キャスター付きの場合、なんらかの方法で固定しておかないと勝手に動いてしまう危険アリ。昨年路線バス (中乗り・前降り) に乗った際、4輪キャスター付きスーツケースを持って乗り込んだ女子学生さんが、スーツケースを座席横の床に置いてスマホに夢中。ところがバスが減速した際、スーツケースが空いた車内を凄まじい勢いで前の出口に向かって転がって行き料金箱に衝突。車内で悲鳴が上がったためもあり、近くにいた人にはぶつからず事なきを得ましたが。
電車などに4輪キャスター付きケースを持って乗る場合には、ハンドルに手をかける・手足を添える・押えるなどして勝手に手元を離れない様にすべきなのは常識と思うけれど、頓着しないヤカラも少なくないのには驚かされます。本人がスマホに熱中するなら尚更。左右の動きである揺れ・前後の動きである加減速のない乗り物はありません。
また先日帰省のため空港使用の際に、エスカレータにも注意喚起の表示がありました。キャスターの有無にかかわらず、階段からハミ出す荷物を置く場合には要注意。荷物が転げ落ちると、ほぼ間違いなく下の人に当たりますから。(そういや近所のスーパーでは、エスカレータでのベビーカー・ショッピングカートの使用は禁止してましたっけ。エレベータもありますから)
本人が認識しないので実際にはもっとキケンなのは、人混みの中で転がして歩くこと。周りからケースなどの本体が見えないため、追い越そうとして引っかかり転倒の恐れアリ。そんなのに限って、スマホ見ながらタラタラ歩いているのだけはよく見える。
以下、クリップしておいた事故例の一部;
- おときた都議「初詣ベビーカー論争」で謝罪 住職「ブログはどういう意図だったのか」
2017/1/ 7 17:58、J-CASTニュース
※ ベビーカーも、人混みの中では確かに見えませんね。この場合はスーツケース等とは異なり、乗っている赤ちゃんにも危険が及びます。
- キャリーバッグ、絶えないトラブル…100万円の賠償例も
2016.01.09、イザ!
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- キャリーバッグでの事故(NO.294)
リーフレット「くらしの危険」_国民生活センター
- キャリーバッグでの事故(NO.294)
- そのキャリーバッグ、危険につき 転倒事故で賠償判決も
2015年12月31日05時02分、朝日新聞デジタル
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利便性のウラにリスクありってこと。
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