遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

ドイツのメルケル首相訪日 続報2; 総括

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外務省幹部は 「長期安定政権を担い得るリーダーが腹を据えて意見交換した意義は大きい」 と自賛したらしいけれど、とにかく聞く耳を持たず頑なに愚かな坊ちゃんが首脳会談から得たものは殆ど無いでしょう;

以下、幾つかの関連報道;

  • 急速に“距離”縮める日独 メルケル首相来日
     2015.3.9 21:36、産経ニュース
      『「実利的関係」の域を超えられない両国の現実』 の認識は多分正しいでしょう。しかし両国 (政府) が 『民主的価値観を共有』 しているとは到底思えないし、対中露の姿勢もアメリカべったりの日本とはかけ離れている筈。原発に至っては −−− いまだに全容が判明せず汚染が続き、それでなくとも狭い国土の一部を居住不能にした未解決の事故を抱えたまま再稼働を目指すなんてのは、 『国際社会』 のリスク管理のジョーシキからは考えられないでしょう。

『同じ敗戦国とはいえ、日本とドイツでは戦いの様相が全く違う。まして日本の隣国は韓国や中国であって、ドイツが和解を果たしたというフランスやポーランドではない』 のは事実、単純比較は出来ないってのも事実。しかし枝葉末節をほじくっては 『真の歴史』 を振りかざして過去を否定し、隣国を挑発して 『戦争の危機』 を煽って再軍備に走る日本に戦後が来るのはいつのことやら。


メルケル首相のメッセージは、一部の国民に対して以外は通じなかった様子、おつかれさまでした。

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