遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

6 November: International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict

← 2010-11-06 付け記事 International Days — United Nations Observances

International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict - 6 November
11月6日 今日は何の日〜毎日が記念日〜

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国際デー では 『戦争と武力衝突における環境開発に備える国際デー』 と訳していますが、"Preventing the Exploitation of the Environment" を 『環境開発に備える』 とするのには違和感があり、まだ 『戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー』 の方が原意と云うか制定の趣旨に近いかなぁ、と思います;

  • Resolution adopted by the General Assembly (Fifty-sixth session), 13 November 2001
     −−− Considering that damage to the environment in times of armed conflict impairs ecosystems and natural resources long beyond the period of conflict, and often extends beyond the limits of national territories and the present generation, (以下略、引用終わり)
      この国際デー制定の決議から。


今年の報道から幾つか紹介;

この国際デーの主役は環境; 紛争・戦争によって破壊され、その影響が地理的・時間的に拡がる、と云う 『被害者』 の面もあるし、環境が争いごとの原因にもなる、と云う 『動機』 の面もありそう。後者については高価な地下資源などが思い浮かびますが、実際にもっと切実なのは、ホモ・サピエンスが生きて行く上で片時も欠かせない 『水』 でしょう。


紛争・戦争で生きるか死ぬかの状況下では、残念ながら、また当然、環境への配慮など二の次以下。しかし事後にその尻拭いが延々と続きますから、やめる・やらない、しか解決法はありません。『ちきゅうにやさしい』 戦争なんて有り得ない。一方、争いの原因が環境なら −−− 全ては有限ですから、融通し合う・譲り合うしかありません。個人の尽きない所有欲を追い求めることを是とする仕組みは、従って必ず破たんします。


この件だけではありませんが、差別では無くその一般特性? からして、例外はあるものの、オトコがぶっ壊し、オンナが癒し予防する、ってなことになっている様な気が。なら最初っからぶっ壊さなければよいワケで、国連はその役割を見直すべき。一部加盟国の利益のための武力行使にお墨付きを与えるなんて、自殺行為。潘さん、誰か好戦的では無い、優秀な女性と交代したら?

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