原発　および　後始末Watch　その２７；

本日１０月２６日が『原子力の日』なんて知りませんでした。おまけに茨城県東海村の日本原子力研究所の動力試験炉 (JPDR Japan Power Demonstration Reactor) が日本で初めての原子力発電に成功した１９６３年１０月２６日から数えて今年は丁度５０年の節目；

原子力、核、放射線、放射能など、正確な意味はともかく聞き慣れたコトバです。しかし、例えば放射線治療やらレントゲン検査など一部の例外を除いては、あまりよいイメージはありません。事故が起きて暴走する原子力発電所なんて、核兵器とさして変わらない。付き合い方を見直す時期ですね。

脱原発　叫ぶだけでは原発依存から抜け出せないと指摘する書
　NEWS ポストセブン 10月26日(土)16時5分配信

※ デモや集会だけでは脱却出来ない、それはその通り。しかし、『いったん事故が起きると誰の手にも負えない』ことが露呈した原発に再度頼る選択肢は有り得ないことを認識しないノータリンが永田町あたりにいれば、馬鹿馬鹿しくても抗議は続けなければならない。また、何でも消費拡大・あるいは維持を前提に代替えエネルギーを捜すのもカシコくない。その前にまず電力消費を減らすことを考えるのが必要不可欠なプロセスでしょう。例によってタトエは悪いけれど、暴利金融からの借金を減らすために低利の融資を捜す前に、生活を見直すってのは定石ですね？皆で少し背伸び（いや、逆かな？）すれば原発無しでも行けそう。しかしそれでは火力に過大な負担がかかる。ではその負担はどの様に、どの程度減らせばよいのかを把握すれば、おのずからその先の方向は見えて来る筈です。やみくもに、てんでばらばらに『再生可能エネルギー』『グリーンｘｘｘ』『地産地消エネルギー』に飛びつけば、皆響きは良いけれど業者のいいなりになるだけ。

東電福島第一原発で高台に避難を指示
　10月26日 2時51分、NHKニュース

※ 私はぬくいフトンの中でこの記事を読みましたが、『福島第一原発の護岸付近で作業をしていた作業員に高台に避難するよう指示をした』とのこと、あんな時間に作業をしていたとすれば台風対策？仲介者に中抜きされ薄給の作業員をコキ使っていたのだろうか？

韓国“底なし”原発不正、汚染水非難の裏で１００人起訴
　産経新聞 10月26日(土)11時10分配信

※ 『韓国では津波という天災ではなく、私利私欲にまみれた「原発マフィア」と呼ばれる業界の腐敗構造が原発の“安全神話”を押し流した。』とご満悦？相変わらず馬鹿なメディアだね、日本の原発の "安全神話" を押し流したのは津波では無い、お隣さんと変わらない "業界の腐敗構造" であることがまだわからないらしい。津波で被害を受けてもそれを最小限に食い止めることが出来ていたら、原発事故災害はこれだけ拡大していませんって。責任のなすりつけ合い、隠ぺい、改ざん、政権・タニマチメディアを巻き込んだ世論操作、いつまで経っても解決出来ない・問題垂れ流しの無能力さ −−−　原発に限らず事故は残念ながら必ず起きるが、その対応でその企業なり業界の真の姿が見えるものです。それに、お隣さんのギョーカイが "原発マフィア" と云うなら、ウチのは "財界の魑魅魍魎" であるぶん、余計始末に負えない。