遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

生き物の話題: オオムラサキ の幼虫のことなど

   生き物の話題: purple emperor 〜 オオムラサキ (同じではないけれど)
   本日2012年10月07日、 ようやく大トンボ展へ (10月8日実績等反映) 中の 『トンボのメッセージ』 の段落



昨日の上掲記事の続き、翻訳関係ではなく自然科学関係・ ゆるキャラ 系の話題として;


懐かしさからオオムラサキのことを調べておりましたら、なんと幼虫 〜 フツー 「イモムシ (芋虫)」 とか 「ケムシ(毛虫)」 として十把一絡げでキモチ悪がられることが多いのですが 〜 の顔が可愛いって話題が;



 出典: オオムラサキの幼虫かわいすぎだろ 神様が癒し系幼虫として遊んで作ったとしか思えない (・ω・)マジでこんな顔してんもん



 指の上のオオムラサキ幼虫
 inumaru2006、アップロード日: 2011/06/08
  『角の生えたコアラ』 とは言い得て妙。


オオムラサキの一生|NHK for School.cgi

   さすがNHKならでは、の画像。


ゆるキャラっぽいオオムラサキ幼虫
  2013/5/11(土) 午後 11:47、星谷 仁のブログ

   写真多数、説明も併せて素晴らしい!


オオムラサキは、日本国内では北限は北海道石狩市浜益 〜 南限は宮崎県小林市三宮峡まで分布している様ですが、『適度に管理された、やや規模の大きな雑木林を好んで生息する傾向が強い (ウィキペディア より)』、つまりアスファルトで地面が固められマメに落ち葉掃除などする人工自然の中では、いのちを繋げられないとのこと。


昨日紹介 *1 の札幌市内の山とは観音岩山 〜 通称八剣山のこと。ここでも札幌市南区簾舞の 『八剣山にオオムラサキの乱舞を夢見る会』 やら付近の学校、まちづくりセンターなどが飼育・研究・保護活動を行っているらしいのは嬉しい限り。  北海道札幌市におけるオオムラサキの生態と保護 / Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP


オオムラサキ関連の施設は全国にある様で、一覧性のある資料が見当たらないので目に付いたもののみ以下順不同に紹介;


北杜 (ほくと) 市オオムラサキセンター公式サイト

観光地情報|オオムラサキの里|広島県府中市

オオムラサキの森 嵐山町役場

オオムラサキの里 of つくば環境フォーラム

荒川自然公園に国蝶のオオムラサキが飛び交っています! 荒川区公式ホームページ

(滋賀) 近江・オオムラサキを守る会 SAVE JAPAN プロジェクト 2013

丹波の森公苑 |国蝶オオムラサキの舞う里山をめざして

大原のオオムラサキ / 京都市左京区大原


谷戸沢処分場でのオオムラサキの保全 / 東京都西多摩郡日の出町大字平井字谷戸

   これは変化球。 谷戸沢廃棄物広域処分場(やとざわはいきぶつこういきしょぶんじょう) での環境改善および森林復元の取り組みの一環。


ファーブルの森観察飼育舎 / 北海道夕張郡栗山町

   きたネット会員紹介★栗山オオムラサキの会

     日本でのオオムラサキ生息北東限地域であることが確認された栗山町での活動。ただ、栗山オオムラサキの会サイトの最新更新は7年前なので、現状は不明。


オオムラサキ / 飯田市環境情報ホームページ

   飯田市でも、 昨日紹介のUK の様にオオムラサキを環境チェッカー/指標動植物として指定している様子。従って調査報告 (調査期間 平成6年〜平成15年) は、『希少種の為一般への公開は控えさせて頂きます』 との但し書きアリ。札幌市の八剣山を荒らした様な心無い身勝手な人間や組織が残念ながら少なくは無いので、止むを得ないでしょうね。


国蝶・オオムラサキがすむ里山鮫川村(1/4) / 福島県東白川郡鮫川村


オオムラサキ / 日本のレッドデータ検索システム

   これは施設ではありませんが。


国蝶オオムラサキが深大寺で羽化しました / 2013年07月04日、東京都調布市観光協会

  調布・深大寺で国チョウ「オオムラサキ」飼育活動続く−新たな観光スポットに
    2012年06月29日、調布経済新聞

   深大寺 はそば・隣接する都立神代植物公園・だるま市で有名ですが。



−−−いやぁ〜、キリが無い。


オオムラサキは準絶滅危惧種とは言っても、全国で相当数生息している様子。別に採ってはならないってワケではありませんが、環境変化に加えて観光ブームやネットで拡がった評判に乗り、多人数や営利団体が成虫や幼虫を短期間で採集するとどうなるかは明らか。私自身の反省もこめて言うなら、キレイなら可愛いなら、 『やはり野に置け蓮華草(やはりのにおけれんげそう)』 って考えがイチバンでは? 言い換えるなら、その 『野』 を身近に作る (いや、回復させる) のが正解とおもいます。ホモ・サピエンスの住環境と健康の改善にもなるし−−−

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*1:昨日の記事 中訂正一箇所; 観音岩山(八剣山) 付近の 札幌市南区簾舞 は、昔から札幌市内有数の果物の産地ですから、果樹園も昔からあった筈。ハイカラなのはワイナリーだけ?