遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

シリア内戦Watch; その13 〜 アサド大統領の演説

   シリア内戦Watch; その12 戦争越年


自分を敵視する外国の政府からヤメろと言われてハイわかりました、と退陣する馬鹿な国家元首がどこにいるか? アメリカ・イスラエルに引きずられた西側が 「反体制派」 なるテロリストを支援して内戦を引き起こし、そこに更に外国からの傭兵、宗教がらみの紛争も入り混じって犠牲者数は増えるばかり。やれ民主主義だ、人権だ、と云うなら、シリアなどより先に倒れるべき 「ふがいない」 政権は周りに沢山ある。アサドが引かない・引けない最大の理由は、国家の主権なり誇りが当然の如く侵害されたことでしょう。


アサドの演説には何ら目新しいものは無い、権力にしがみついている、アサド支持はヤラせだと云うのは事実かも知れないが、内政干渉を続け国内紛争を煽り内戦を引き起こして更に激化させている張本人である 「西側」 にも反省は全く無いし、その結果妥協するつもりもない。あのアナンさんでさえサジを投げた仲介なんて、 「西側」 にとって都合のよいものでない限りハナっから従うつもりさえ無い。無駄。反体制派がアサド退陣を唯一の受け入れ可能な選択肢としているのは当たり前 −−− そうでなければカタチだけの裁判やらリンチで粛清されますから。マトモな裁判が行われるにしたって、売国行為・国家騒乱やら殺人の罪は、西側だって厳罰の対象でしょう。 (アメリカなら、十把一絡げで 「テロリスト」 としてグアンタナモ送りか、軍事裁判で闇に葬るでしょう。マトモな裁判はあり得ない。)


紛争が長引いて喜んでいるのは軍産複合体とネタに困らない御用マスコミだけ。犠牲となるのは常に非戦闘員である国民。イラクアフガニスタンリビアがよい 「悪しき前例」 でしょう、まだそれを繰り返したいのか? どれだけ殺せば気が済むか−−−


とりあえず演説に関する報道を幾つか紹介しておきます;



 
  記事: Syria's Assad outlines new peace plan
      Last Modified: 06 Jan 2013 20:08, Al Jazeera English


Defiant Speech by Assad Is New Block to Peace in Syria
  Published: January 6, 2013, NYTimes.com


Iran supports Syrian president’s plan to resolve crisis
  Mon Jan 7, 2013 7:5AM GMT, 2013, PRESSTV

  US, UK slam Assad peace plan on head
    Mon Jan 7, 2013 2:40AM GMT, PRESSTV


<シリア大統領>反体制派との対話拒否 数日内に新和平構想
  毎日新聞 1月7日(月)0時27分配信

   米 アサド大統領演説を厳しく非難
    1月7日 13時2分、犬あっち行け

   前駐米大使“日本は頼れるパートナーに”
    1月7日 14時30分、犬あっち行け

     アホか、 『日本は頼れるミツグ君』 なだけ。


Syria's Assad offers road map to end conflict
  06 Jan 2013, DAMASCUS (AFP)

  Syria opposition, West reject Assad 'peace plan'
    07 Jan 2013, DAMASCUS (AFP)


Assad says he is fighting “murderous criminals“
  Associated Press, Last Update 6 January 2013 11:39 am @ ArabNews


Syria conflict between nation, enemies: President Assad
  Sun Jan 6, 2013 11:11AM, PRESSTV


Army was the target audience of President's theatre at the opera house
  Robert Fisk, Sunday 6 January 2013 @ The Independen


Bashar Al-Assad prepara un nuevo plan, según diario libanés
  5 Enero 2013, Cubadebate

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