遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

シェールガス

世界最大のテロ国家・テロ支援国家であり資源浪費国にして台所の破たんが決定的なアメリカにとって、数少ないよさげなニュースに見えます;


アングル:シェールガス革命で長期的にドル高加速の見方
  2012年 11月 24日 04:11 JST、Reuters

  −−−国際エネルギー機関(IEA)は前週、世界のエネルギー見通しに関する報告書のなかで、非在来型シェールガス開発などを背景に、2017年までに米国がサウジアラビアを抜き、世界最大の産油国になると予想。さらに2030年頃までには米国が純石油輸出国になるとの見方を示した。 (以下略、引用終わり)

  米エネルギー政策、シェール革命を反映した改正必要=上院議員
    2012年 11月 16日 16:02 JST, Reuters


シェールガス - Wikipedia
Shale gas - Wikipedia
Gas de lutita - Wikipedia, la enciclopedia libre


International Energy Agency - Wikipedia


国際エネルギー機関 (IEA:International Energy Agency が2012年11月12日にリリースした 件の報告書 のエグゼクティブサマリー には、大口の 「お客さん」 たる日本用に? 日本語版 も用意されています。以下関連部分のみ抜粋;

米国のエネルギー・フローの潮目が変わる


  米国のエネルギー動向は様変わりしており、その影響の及ぶ範囲は北米そしてエネルギー部門をはるかに超える。米国における石油・ガス生産の回復は、軽質タイトオイル、シェールガス資源の開発・利用を可能にしている上流技術によって牽引されているが、ガス・電気料金の低下による産業競争力の向上と相まって経済活動に拍車をかけ、世界のエネルギー貿易における北米の役割を着実に変えつつある。2020 年頃までに、米国は世界最大の石油生産国となる(2020 年代半ばまでにサウジアラビアを抜く)ことが見込まれるとともに、運輸部門での新たな燃費政策の影響が現れ始める。この結果、米国の石油輸入量は継続的に減少し、北米は2030 年頃に石油の純輸出国となる。これがアジアへの国際石油貿易の流れを加速し、中東産石油をアジア市場へと運ぶ戦略的ルートの安全保障が注目されるようになる。米国は現在、国内エネルギー需要全体の約20%を輸入に頼っているが、その米国が輸出入を差し引きした純量でほぼ自給自足するようになる。これは、他の大半のエネルギー輸入国で見られる傾向と正反対である。 (以下略、引用終わり)


Will Natural Gas Fuel America in the 21st Century?
  Tue, 17 May 2011 15:05, OilPrice.com



シェールガス革命』 などと持ち上げられてはいるものの、大規模商用生産にあたっては主に環境面で相当ネガティブな要素も指摘されています。 温暖化は確かだとしてもその関与がどうも怪しい 温室効果ガス 排出が従来の天然ガスや石油よりも大きいのか小さいのかは現在の環境ビジネスとの兼ね合いで政治的に決まるとしても、馬鹿なアメリカの資源浪費に拍車がかかるだけ、となり兼ねない。加えて 『浮いたカネ』 で覇権アサリもエスカレートしたのではたまったものではない−−−

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