遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

転倒じいさん と お遍路ばあさん 他、元気な? しかし少々困ったお年寄り達

1件は中国、残りは日本のおハナシ;


わざと転んで同情と金をせしめる「転倒じいさん」、9年間続けて警察もお手上げ―浙江省杭州市
  Record China 10月18日(木)20時16分配信

  −−−転倒じいさんが狙っているのは親切な通行人だ。助け起こしてくれた人には「私は退役軍人。息子や息子の嫁から虐待を受けていて、逃げてきた。もう3日も何も食べていないし、眠っていない」と涙ながらに語り、食べ物やお金を恵んでもらう。警察が助けにくると露骨に嫌な顔をして、もうすぐ80歳とは思えないほどしっかりとした足取りで、さっさとその場から逃げてしまう。 / 派出所の警官は何度も「もう年なんだし、善良な市民をだますようなことはしないでくれ」と頼んでいるが、曹さんはまったく聞く耳持たず。取材した記者が曹さんを安徽省の家まで送り届けたが、妻は10年前に亡くなっており、同居している息子の妻と折り合いが悪いことが判明した。 (以下略、引用終わり)

   気を付けて 『転んで』 いるにしても歳相応に骨は脆くなっている筈だから、そのうち負傷・骨折して回復出来なくなる可能性大。


お遍路さん姿で75歳老女「ウソの身の上話で寸借詐欺」四国・高松  2012/9/ 7 13:07、J-CASTテレビウォッチ

  四国一円を舞台に、「夫が亡くなった。娘が自殺した」などとウソの身の上話で金をだまし取っていた75歳の女が、高松で逮捕された。それもお遍路姿で「東京へ帰る旅費を貸して」というのだったが、なかには56万円も出していた人もあった。日本人も情に篤い。 (以下略、引用終わり)


いずれも他人の善意に付け込む哀れな老犯罪者、と云う観方が多分正解なのだろうけれど −−− ただ物乞いをするだけでなく、芝居を打って恵んでもらっているとも言えそう。ウソかも、と思いつつ 「寄付」 した人も少なくはないのでは? 虎の子の預金を騙し取られたなら別ですが、自分の余資の中から 「協力」 した 『情に篤い (あつい)』 、あるいは薄々そうと知った上で 『騙されてあげた人』 は恨むだろうか? 相手がじいちゃん・ばあちゃんであればなおさら−−−


以下は高齢化が進んだ日本の スリ の話題;


「デパ地下の房子」スリ常習犯の77歳女逮捕 新宿の百貨店総菜売り場で
  産経新聞 9月26日(水)14時40分配信


81歳スリ師“平場のシゲさん”逮捕 窃盗未遂容疑 計46年間を刑務所で
  2012.5.17 13:01、msn産経ニュース


『●● の ▲▲ (さん)』 の様な通称が付けられる程著名な上掲お二人以外にも、 スリ師の一覧 に大物が紹介されています;

  “デパ地下のさと婆”御用 19歳からスリ…23回目の逮捕 7月に出所
    2011.11.9 14:35、msn産経ニュース



真偽のほどは不明ながら現在のスリの世界は某国からのデカセギが幅を利かせていると云う記事を時々見かけるし、殆ど強盗と変わらない武装スリ団の様な荒っぽい手口も少なくない様ですから、日本の伝統的な? スリは消えてしまうのでしょう。


窃盗癖(クレプトマニア)…病的な万引き常習とは (メンタルヘルス) All About


詐欺やスリは万引きとは異なりますが、やはり病気なんでしょうね。 それ以外の生き方を知らない・他に収入の途が無いということもあるでしょうが。