シリア内戦Ｗａｔｃｈ； その５ 代理戦争激化
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とにかくアサド政権打倒ありき。アナン特使を道化に仕立て政権側には停戦を要求しながら反政府勢力に肩入れして代理戦争へ突入。巻き込まれて犠牲になった市民をダシに 「人権侵害」 だの 「戦争犯罪」 を声高に叫んでいるが、加害者はアメリカに引きずられた西側および周辺のふがいないアラブの皆様、およびＹＥＳマン率いる国連でしょう；
◆＜国連＞安保理の限界を露呈…シリア停戦、アナン特使辞任へ
毎日新聞 8月3日(金)22時39分配信
シリアで処刑情報、人道的危機深まる
ウォール・ストリート・ジャーナル 8月2日(木)17時16分配信
−−−危機回避を目指して1年以上努力してきたが効果を示せないでいる国連は、シリア政府軍による重火器の使用をやめさせ、町や都市から撤退させるとともに、アサド大統領の退陣を求める計画を支持する決議の採決を用意をしている。3日に国連総会に提出される、このアラブ世界の支持を受けた決議には法的拘束力はないが、総会で強力な支持が得られれば、道義的な重みを増して、アサド大統領退陣を要求する安全保障理事会決議に拒否権を発動しているロシアと中国を強く弾劾するものとなる。 （以下略、引用終わり）
※ 既に戦争に突入した状態で、片方の当事者だけに一方的に不利な条件を押し付けるなんて愚の骨頂。誰が戦争に負けろと言われて負けますか？ 露骨な反政府勢力へのテコ入れ。何が 「同義的な重み」 なものか、弾劾されるべきは中露ではない、世界最大・最強のテロ国家アメリカおよびその道具でしかない国連とおもうが。
国民主導の政治移行がシリア危機解決の唯一の方法＝国連
サーチナ 7月31日(火)20時0分配信
※ 『国民が主導し、国民の合理的な要求に応じる政治的移行』、そんなことは馬鹿でもわかるが、西側権力者の都合で 『国民』 を気安く引き合いに出すなよ。また何をもって 『合理的』 とするのか？ 非常に胡散臭い、ミエミエの予防線。国連は無くてもよい無用の長物、 「仕分け」 でスクラップにすれば？ アメリカそのものなんだから。
UN chief urges Syria to halt Aleppo attack
AAP, July 28, 2012 10:41AM @ Herald Sun
US justifies terrorism against Syria: Russia
Wed Jul 25, 2012 10:21AM GMT, PRESSTV
Report: Obama authorizes secret U.S. support for Syrian rebels
By Reuters | Aug.02, 2012 | 2:10 AM @ Haaretz Daily Newspaper
オバマ米大統領、シリア反体制派へのＣＩＡの支援許可
ロイター 8月2日(木)9時41分配信
ビンラディン殺害後もテロの脅威＝イランのシリア支援を非難―米報告書
時事通信 8月1日(水)6時46分配信
US Authorizes Advocacy Group to Aid Syrian Rebels, Build Up Opposition Army
July 28, 2012, News from Antiwar.com
Like Afghan Counterparts, Syrian Rebels Now Using IEDs
July 24, 2012, News from Antiwar.com
In Syria’s Rebels, US Doesn’t Know Whom It’s Aiding
July 24, 2012, News from Antiwar.com
Syria rebels say world must intervene to stop Aleppo massacre
By The Associated Press, Jack Khoury and Avi Issacharoff | Jul.29, 2012 | 10:20 PM @ Haaretz Daily Newspaper
※ 反政府勢力の殺人は 「勝利」 の当然のご褒美として葬られるか体制側になすりつけられ、体制側の殺人は 「虐殺」 、勝てば官軍負ければ負ければ賊軍の戦争。反政府勢力はハナっから停戦交渉のテーブルに就くつもりなど無く戦争を始めたものの、旗色が悪くなると 「国際社会」 の介入を当然の如く求めること自体、シリア内戦が代理戦争であることのよい証拠。
Arab League Chief says Syria violence constitutes 'war crimes'
By Reuters | Jul.29, 2012 | 6:49 PM @ Haaretz Daily Newspaper
周辺諸国に対立波及も レバノン、イラク、サウジアラビア…
産経新聞 7月27日(金)7時55分配信
※ 「ふがいないアラブ」 代表のサウジ。アメリカの支援で権力の座にとどまりたい、地域内・イスラム圏での覇権も確保したい。 「アラブの春」 が本物なら本来真っ先に倒されるべき政権。国名からして 「サウード家のアラビア」 、リヒテンシュタイン同様、国を私物化する様な名前。
アレッポから20万人避難と国連＝アラブ連盟「戦争犯罪」―シリア
時事通信 7月30日(月)9時47分配信
※ 「戦争犯罪」 の閉店記念大安売り。
シリアの反体制派蜂起、2万人以上が死亡 NGO発表
ＡＦＰ＝時事 7月29日(日)15時18分配信
※ それが戦争だろ？ ＮＧＯも積極的に加担して始めたワケだから、今更何が言いたいのか？
シリア軍によるアレッポでの虐殺に懸念、米国務省報道官
ＡＦＰ＝時事 7月27日(金)8時57分配信
※ 笑止千万、戦争のどさくさに紛れての拷問・虐殺はアメリカの十八番。 「戦争犯罪」 なんて勝てばチャラ。戦争そのものが殺し合い、大差無し。反体制派イコール非戦闘員、無実の国民とでも言いたいのか？
「シリアの子ども見捨てる国際社会」、英団体が非難
ＡＦＰ＝時事 7月25日(水)19時57分配信
戦争の犠牲となった子供たちを支援する英慈善団体「ウォー・チャイルド（War Child）」は、23日に発表した報告書「シリア：子どもに対する戦争」の中で、過去16か月間に及ぶ内戦状態の中で、シリア政府も反体制派も国際社会もがシリアの子どもの平和に生きる権利を踏みにじっていると非難した。 （以下略、引用終わり）
※ おいおい、じゃぁ１０年以上に渡る戦争のアフガニスタンやイラクのこどもは？ パレスチナのこどもは？ アフリカのこどもは？ シリアも含め、旧帝国であるＵＫも含めた米欧が仕掛け、戦争を始めたことには何の反省も無さそう （馬鹿馬鹿しいので読んでいません）。
シリア政権移行期指導者として亡命軍幹部浮上
ウォール・ストリート・ジャーナル 7月27日(金)10時6分配信
※ アサド政権が倒れることを見越した、かいらい選定中。西側の好きそうな風貌；
出典： RIA Novosti
※ 俳優並みに渋いねぇ。アサドが悪魔の様な独裁者と云うなら、実際そうであった様ですが、その片棒を担いだこともある軍人。それが指導者？ 西部劇と勘違いしてない？
◆The Danger of Meddling in Syria’s Turmoil By William Pfaff
Posted on Jul 24, 2012 @ truthdig
◆Henry A. Kissinger: Rock the world
Friday, Jun 1, 2012 @ WashingtonPost (mobile)
◆Robert Fisk: Syrian war of lies and hypocrisy
The West's real target here is not Assad's brutal regime but his ally, Iran, and its chemical weapons
Sunday 29 July 2012 @ The Independent
"lies" や "hypocrisy" ならまだ可愛げがある？ が、コイツの行く先々で死人の山が築かれるゆえ 『生来のうそつきさん』 から 『死神婆』 に格上げ。そういや前任もえらく目付きが悪かった；
出典： Cubadebate 記事
シリア国内もそうですが、複雑な事情にお構いなしに西側の都合で介入するから収拾がつかなくなる。サダムや大佐の様なクソっ垂れ独裁であっても、その重しがとれた途端西側の思惑に加えて地域内での分裂・抗争が激しくなり、結果的にはより多くの人命が失われる訳ですから。そんな軽いいのちは、西側にとっては経済的な利権と比較してどうでもよいでしょうが。
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