遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

アンタら、プロなんだろ? (2012年6月19日加筆)

2件呆れてしまった事件が;


「はい、私が高橋克也です」=捜査員に気付き、慌てて退店―漫画喫茶で・高橋容疑者
  時事通信 6月15日(金)19時21分配信

  −−−捜査員は顔を確認に向かったが、「似ていない」と半信半疑の様子だった。しかし、捜査員に気付いた高橋容疑者は目をそむけ、すぐに退店。「似てませんか」と念を押す店員に、捜査員の1人が「もしかしたら。職務質問だけしよう」と後を追った。 / 約15メートルほど離れた路上で「高橋克也の件で捜査をしています。協力してください」と声を掛けられた同容疑者は、「はい、私が高橋克也です」と認めた。 (以下略、引用終わり)



呆れてしまったのは、手配写真を公開した側の警察が 「似ていない」 と判断し、店員さんは 「似ている」 と判断、結果として店員さんが正しかったこと。店員さんの念押しと、たった1人の捜査員の念の為の (あるいは通報者の顔を立てての) 職質が無かったら、また取り逃がしていたところ。今回の逮捕劇の大手柄はこの店員さんのもの。


何か根本的に間違ってませんかね? この本人が疲れ果てて自首のため出頭していたとしても、警察は追い返していたでしょうね。(前にもそんなことが無かったっけ?) 警察自身が手配写真をよく見ていなかったとしか思えない。プロとして失格。これでは信用失っても仕方がない。




DVで妻避難、その住所を誤って夫へ…裁判官
  読売新聞 6月15日(金)12時58分配信

  −−−身の危険を感じていた女性は、夫に現住所を知らせないよう家裁に要望していた。家裁は「担当裁判官と書記官の不注意。漫然と事務処理をして見過ごした。女性に申し訳ないことをした」と謝罪している。 (中略) 女性からの問い合わせで発覚。身の危険を感じた女性はその後、宮崎市内でDV被害者を支援する団体の一時保護施設に入居した。女性側は家裁に転居に伴う費用の負担を求めたが、家裁は応じなかった。宮崎家裁は担当裁判官と書記官を口頭で厳重注意した。 (記事終わり、引用終わり)


裁判官や裁判所は、テメエらが裁くDVについて実は何もわかっていない様に見受けられる。また、適法にか違法にかはシロートですから知りませんが、ミスを犯した方は口頭での厳重注意だけ。一方でこの女性は避難を已む無くされそれなりの費用もかかる筈だし、精神的な苦痛や屈辱も被った筈なのに、何の補償も無し −−− これも何か間違ってませんか??? 一方で;


<DV被害情報漏れ>常滑市、女性の住所を加害者に送付
  毎日新聞 6月19日(火)1時53分配信

  愛知県常滑市が、ドメスティックバイオレンス(DV)から逃れるため転居した女性の住所を、加害者側に送った書類に記載していたことが18日、分かった。市は損害賠償として50万円を女性に支払うことを決めた。 (以下略、引用終わり)


記事記載が正確であれば、この自治体はミスを違法行為と判断して 損害賠償 (適法な行為による損害の埋め合わせをする場合は 損失補償 ですから) を行う訳で、世間の常識と照らして妥当と思われます。裁判所や裁判官って、一体ナンボのものなのか???



日本中が経済効率一辺倒、本当に頼れる 「プロ」 はどこへ行ってしまった?

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