遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

マグニチュード11、 震度8超級の 巨大地震その15: EU諸国 〜 ギリシャは手始めに過ぎない

ギリシャのごたごたは続いています。でも要はヘッドを交換するだけのハナシで、融資の条件としてギリシャに突き付けられた "Austerity Plan" を国民が受け入れるか/受け入れられるかは別のハナシ、その意味で問題は何ら解決していないし、明るい見通しも全くありません;


ギリシャ、新首相選び=パパデモス氏有力か
  時事通信 11月8日(火)1時19分配信


緊縮政策? 財政破綻しているんだから当たり前ではないか、自業自得だと思われるでしょう。確かにその通りですが他人ごとではありません。規模も性格も異なりますが、日本だって 年金・増税だけじゃない!! 止まらぬ国民負担増 医療、介護も「痛い」メニューが続々復活 、あるいは 消費増税は国際公約ではなく「説明」 野田首相 なんてことになれば国民生活は更に苦しくなり、相当の反発が予想されますよね? 放漫財政と云うなら、その恩恵は誰が受けたのか? 大多数の国民は微々たるおこぼれにあずかっただけでしょう。


これが最新かは確認していませんが、ギリシャの "Austerity Plan" の内容は−−−


Greek government austerity measures
  19 October 2011 Last updated at 11:20 GMT @ BBC News


緊縮財政法案の全項目が議会で可決され、楽観的な観方が−−−なんて、よほど馬鹿な(無)識者あるいは悪意の (善意の、の逆のつもり。つまり確信犯) 扇動者のホザくこと。それを大多数の国民生活への変化に翻訳してみれば、暴動が起きるのは当然。ギリシャの法案全項目を翻訳・解説したサイトがあればよいのですが、探すのに手間取りそうなのでここには紹介出来ませんが。


更に順番待ちの行列には、既に呼び出されたイタリアに続いてスペイン、アイルランドポルトガル−−−いや、EU全構成国がいると云えるかも。隠然たる覇権を握る大英帝国でさえ;


UK Church blames govt. for inequality
  Sun Nov 6, 2011 5:45PM GMT, PRESSTV



なおギリシャ 「支援」 に際してのECBやらIMFの動きを見ていると、80年代中南米債務危機の時と本質的な対応は変わっていないな、と感じます。IMF改革も掛け声だけで何ら進んでおらず、骨抜きのG20? と併せて、覇権維持の道具のまま;


BRICSは欧州支援の用意あるがIMF改革が先決=ロシア外相
  ロイター 11月7日(月)19時26分配信

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