遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その171: 雨、 余震・地震・気象事象 (釈愚さん出張中につき予測はお休み中)、 うわさ

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 気象庁


 解析雨量・降水短時間予報:全国
    随時上書き更新

    洪水予報 および 土砂災害警戒情報 が発表されている県あり。随時更新、なお各画面で都道府県を指定すると、過去のものも見られる様です。


   東海地方で局地的豪雨、岐阜で6千世帯避難勧告
     読売新聞 8月23日(火)20時58分配信

   愛知・岐阜で豪雨…床上浸水40棟、土砂崩れも
     読売新聞 8月23日(火)9時33分配信


 警報の重さは?
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/8/23(火) 午後 1:09

   −−−津波は、注・警報の出し方について議論されていますが、気象も「何この情報?」「警報とどっちが危険なの?」とならないように、注意報→警報→(例えば)大警報と一本化するなど「重み」を分かりやすくする必要があるのではないでしょうか。 (以下略、引用終わり)

    同感。ここに紹介する情報は、基本的に被災地関連あるいは全国レベルでもアブなそうなものを選んでいるつもりですが、さてどの程度重大なのか判断が付かないことも多い。ちなみに気象庁用語集によれば−−−

   警報、注意報、気象情報

   −−−こんなにたくさんあります。



 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

   環太平洋 / 半球


   Magnitude 5.3 - COLORADO
     2011 August 23 05:46:19 UTC

    このところしばらく地震の起きていなかった地域では? よく見ると、1990年以来発生した地震の震央は大半が今回のものの周辺に集まっています。地元ではちょっとしたニュースになっている模様;

   Magnitude 5.3 earthquake hits southern Colorado
     1:20 AM, Aug 23, 2011, 9 News Denver

   −−−The last time the area received a series of earthquakes was in 2001, when about a dozen smaller-sized temblors were recorded, Chen said. / "The area seems to be active again," he said. (記事終わり、引用終わり)

   Largest Colorado quake since 1973 shakes homes
     Updated: 08/23/2011 06:27:37 AM MDT by The Associated Press @ The Denver Post

   Colorado Earthquake Information



【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測

   釈愚さん出張のため、9月1日までお休みの予定。

  参考: (考察) 福島県沖M6.8の地震およびこれから8月末までの地震予測
    2011年08月20日 05時13分23秒

    −−−ひとつの目安となるのは、現在の場のエネルギーの強さは、
       *M4クラスを一日に4回、M5クラスを一日に2回、
        M6クラスを一週間に一回

      程度起こす強さと考えることです。

       また、*基本的に大きめの地震の大半は沖合いで発生
        するということです。

       *最大震度5が発生するのは10日に一回。
        最大震度4は、毎日一回。それ以外は、震度3以下。

       そして、*震度4以上の大半は福島と茨城で発生する、
        と考えてよいと思います。 (以下略、引用終わり)


  ⇒検証震度1以上を観測した地点と地震の発生場所など


 ■ 更新・考察




当ブログにも、検索エンジンから 「8月 巨大地震」 などのキーワードで最近随分アクセスがある様です。これはアメリ債務不履行に伴う激震を巨大地震になぞらえたせいもあるのですが、以下、目に付いた範囲で噂やら 「予言」 やらそれらの関連報道を、ほんの幾つかだけ紹介しておきます;


“地震多発時代”はまだ始まったばかり! / 首都圏が最も警戒すべき「巨大地震」発生の可能性 ――東京大学地震研究所 佐藤比呂志教授に聞く (1/5)
  2011年8月12日、DOL特別レポート|ダイヤモンド・オンライン


地震:「首都直下」高まる危機 東日本大震災で地殻変動
  毎日新聞 2011年8月10日 10時59分(最終更新 8月10日 15時49分)


房総半島の磁気異常が示す「M7首都圏直下型地震」の可能性
  週プレNEWS 6月4日(土)21時43分配信

  カニズムは異なるにしても首都圏直下型大地震発生の可能性は否定出来る性格のものではないが −−− 磁気異常の原因は 「岩盤内部で圧力、つまり地震エネルギーが高まり、細かい亀裂が生じるときに起きる放電現象(ピエゾ効果)」 だけではないでしょう。そもそも地球全体が巨大な電磁石であり、磁場の大部分が地球のコアに流れる電流に起因すると言われている位ですからーーー

  やはり起きた“太平洋プレート連鎖型地震”。「東北地方太平洋沖地震」の次はどこ?
    2011年03月14日、週プレNEWS

     そういや誰かが 「太平洋プレートが拡大している」と言っていたのはこの記事によるものだったワケだ。このメディアにはこれ以外にも面白そうな (知的好奇心をくすぐると云う意味では無く、読んで楽しそうな) 記事が多数。地震もいいビジネスになるのですね。



−−− 終末論的な発信が多く、来月になれば 「9月 巨大地震」 のキーワードで検索がなされ、そのうち忘れられるのでしょう。地震発生の原因・プロセスが解明されていない現状ではよほど直前にならない限り予測は不可能。私自身は、地震が発生したらその時に置かれた環境下どうやって身を守るかは考えておりますが、それ以上はその時勝負と思っています。備えが有れば憂いは無いとは言いますが、四六時中いつもその 「備え」 を背負っている訳にはいかないでしょう。カネがあれば今のうちにどこかに逃げますか? 日本どころか世界中どこにも、絶対安全なんて場所はありません。神様は意外と公平?


首都圏直下型地震でも巨大地震でも四連動地震でも巨大津波でも構いませんが、災害発生時生き延びられたとして、その後の身の処し方やら復興は個人レベルでは有り得ず、地域レベルの問題でしょう。必ずしも自宅のある地域ではなく、実際に自分が被災した地域の。そう考えれば、いつ起きるか起きないかよりむしろ、地域レベルでの防災体制を整えること、災害拡大の原因となり得る要素を極力取り除いておくこと、を最優先に考えるべきと思いますが。それが憂いを減らすための備えでしょう。


なお、日本の過去の巨大地震および被害がまとまったサイトを参考まで紹介。我が気象庁のもの;


 日本付近で発生した主な被害地震(1996年以降)

 過去の地震災害(1995年以前)
    明治5(1872)年3月14日 浜田地震 以降の地震