遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その118: 気象、 余震・釈愚式予測のこと、 迷信??

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 気象庁


  今日は穏やかそのものですが、警報・注意報など確認用リンク集は;

   防災気象情報
   気象統計情報 (火山含む)
   報道発表資料




 地震・余震発生状況


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   7/03〜7/04 予測 :【注意報(念のため低)】
    2011年07月03日 13時50分00秒


    (2)概況: / 今日の特徴は、以下の2点です。 / (a)特にフィリピン海プレートと太平洋プレート、そして北米プレート間のプレート境界における温熱流の乗り越えが顕著になっています。(よく観察すると昨日からその傾向が顕著になっていました。) / (b)三陸沖の冷熱塊も残り少なくなってきましたが、これが千葉沖の冷熱塊を介して関東地区とつながっています。 (以下略)


    


  7/02〜7/03 予測
    2011年07月02日 12時30分04秒


    



 ■ 更新情報・考察


  (参考) 冷熱流のときの揺れと温熱流のときの揺れの違い
    2011年07月02日 13時06分30秒


  (考察) 気象衛星に映る雲と地震の発生の関係
    2011年07月01日 23時55分27秒


     下記も参照。




上掲最後に紹介の考察は雲と地震の関係についてですね。いわゆる地震の前兆については、なまずをはじめとして様々な言い伝えがあります。でも必ずしも全てが 「非科学的」 として排除されるべきとは限らない。言い伝えになる以上、当然メカニズム (因果関係) は分からなくとも何か理由がある筈です。動物が騒ぐとか逃げ出すと云う異常行動は、何かを予知している訳ではなく我々の気付かない何かを実際に感じているせいであろうし、気象現象については、地殻下のエネルギーの動きが海を介して大気中に放出された結果かも知れない;


地震予知


宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)


地震雲


Earthquake light

   311地震の前だったか後だったか忘れましたが、確か不思議な発光現象が報道されましたね。原因は−−−電線のスパークってことになったのでしたっけ?


関東大震災等で発生した前兆現象
   亀井義次著 「地震の起こるとき」 からの引用


地震前兆現象観測 Earthquake-JP
   労作です。



これら宏観異常現象については、「全て仮説であって検証されていない」 が故に? 『疑似科学』 と分類されている様子。以下参考になるか?


ノート宏観異常現象 - Wikipedia


  −−−宏観異常現象の証明の困難さ:

  初めて投稿いたします。慣れていないので記入の仕方などがあった場合、ご指摘願います。 題名に「宏観異常現象の証明の困難さ」としたのは、例えば「気象」の方面にかなり詳しくても「電場」や「磁場」など「電気的・電子的」な面での「理解」が困難だったりと、「学際」の問題が先ずあると思われます。

  大方の方々がこの点にお気付きでも、実際に「共同研究」が出来なければ、「研究費」が出なければ、延々と議論が続くだけで終わってしまうでしょう。つまり何処かが「学際を超えたチ−ム」を創らない限り、この困難は克服出来ないと思われます。 (Wikiノート終わり、引用終わり)


  静岡県地震防災センター-バーチャルライブラリー 宏観異常現象



必ずしも 『学際 (「国際」 が国をまたがって関わることを示すのと同様、異なる学問分野にまたがって関わること)』 がキーとは限らないとは思いますが、予測の役には立たない 「科学」 ってなんぼのもんじゃい、と云う気はします。原因と結果の関係が明らかなら、予測 (現象の再現) は出来る筈ですから。やはり各々の分野で、その依って立つところから疑い見直さないと進歩がありませんね。




先日の記事 中引用した釈愚さんの考察 深海における冷熱流、温熱流からの熱エネルギーの受け取り方および海水面までの伝達の仕方 についてコメントするのを忘れておりました。「深海における」 と云うのは言い換えれば 「大水圧下における」 と云うことで、釈愚さんの仮説は大変面白い。で、私が幼稚レベルで思い出したのは、飛行機の中でのカップ麺のサービス。上空を飛んでいますから、深海の逆で 「低圧下」 でのことですね。ジェット機の飛行中は2千メートル前後の山と同じ気圧に調整されているそうですから。先駆け的な存在は うどんですかい と記憶しますが、何が難しいか? 普通のカップ麺は沸騰した熱湯を注いで3〜5分程度で戻して食べるもので、低温では戻り切らず食べられたものではありませんね。しかし上空カップ麺? は地上のセ氏100度より低い低圧下での沸点のお湯で戻せるのがウリだそうです。


深海の場合は、空気圧ではなくて水圧が加わります。震度6000メートルで600気圧の水圧。地殻下の熱により沸騰したくても大水圧で沸騰出来ない世界ですね。そこからエネルギーはどんな風に伝わるのか、興味深い。近くて遠い海の底。たかだか6キロの距離ですよ−−−