遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その99: 余震、 本震発生から丸3ヶ月−−−

早いもので、本日2011年6月10日 (の終了) をもって311本震から丸3ヶ月が経ちます。本震発生時、停車中の電車の中で車両と駅舎のきしむ凄まじい音を聞きながらこれは大変なことになるぞと云う強い危機感を抱きましたが、被害がここまで拡大し3ヶ月後でも復興のメドが立っていないとは夢にも思わなかった;


 気象庁


 大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号
   平成23年6月10日15時59分 気象庁予報部発表


   −−−11日には激しい雨の範囲は西日本から東日本に広がり、局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降り、西日本と東日本の広い範囲で大雨となる見込みです。 土砂災害、河川の増水やはん濫、低地の浸水に警戒して下さい。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。 (以下略、引用終わり)


 予想される電力供給不安もあって、私にとっては辛いことですが、 暑っつぅ〜〜い夏 になりそう。脳みそが溶けない様、捨てずに保管してあった電動・手動 *1 扇風機をフル稼働;


 新たな「高温注意情報」の発表開始等 熱中症対策に関する気象情報の拡充について
   平成23年6月10日、気象庁 平成23年報道発表資料


  気象庁 熱中症に注意


  環境省熱中症情報


   お日様のイラストは、 カブト・クワガタ・虫取り-季節・夏の素材(8月)イラストポップ から利用させて頂きました。




 地震・余震発生状況


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   6/10〜6/11 予測 【注意報(低)】 岩手県宮城県福島県茨城県
    2011年06月10日 12時00分00秒


    


  6/09〜6/10 予測
    2011年06月09日 13時03分35秒



 ■ 更新情報・考察


  【連絡】 予測内容の変更はありません。 6月10日 午前8時40分現在 (改訂1)図面添付しました
  2011年06月10日 10時36分47秒


    




復興再生の道筋見えず=原発事故収束なお不明―課題山積、乏しい成果・震災3カ月
  時事通信 6月10日(金)17時41分配信



【本震、余震 総括】


 東日本大震災 〜東北地方太平洋沖地震〜 関連ポータルサイト / 気象庁


 2011年3月 東北地方太平洋沖地震
   最終更新日:2011年5月13日、広報アウトリーチ室 / 東京大学地震研究所



原発事故】


 「専門家・エキスパート」 である筈の連中が唱えてきた安全神話や大甘な希望的観測が、ことごとく 「想定外」 の事態により打ち破られるのを目の当たりにしています。いまだに正確な状況は把握されておらず、多大な犠牲を払ってのモグラ叩きにもかかわらず事態収拾のメド立たず。何度も繰り返して言うなら、原発は我々の手に負えないシロモノ。どんな屁理屈より、目の前で展開する事実がそれを裏付けています。以下、無能・無策の運営者による最新の報告のみ。工程表やら進捗については、あまりに馬鹿馬鹿しいので無視;


 東北地方太平洋沖地震による影響などについて 【午後4時現在】 / プレスリリース 2011年
   平成23年6月9日、東京電力株式会社


    過去の実績(PDF 274KB)



【震災被害】


 被害の直接的な原因は天災である巨大地震・巨大津波によるものでしょうが、天災により被害を被った原発からの放射能漏れ・その拡大は、上述の如く明らかに人災。復興を妨げる最大の要因は、放射能による環境汚染と云う人災でしょう。居住に適さないと判断された地域からの避難を余儀なくされた方々は、恐らく相当期間に渡って 「避難者」 のまま。第二のヒロシマナガサキと呼んで差し支えないと思います;


 発生3カ月、死者・不明者2万3千人超 仮設入居4割、避難なお9万人
   産経新聞 6月10日(金)21時44分配信


    平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置
     随時上書き更新中


    平成23年(2011年)東日本大震災の被害状況及び対応について(第77報)
     平成23年6月10日14時00分現在、厚生労働省



【被ばく】


 『被曝』 の定義は、放射線や化学物質にさらされることだそうです。一時に浴びる量の違いこそあれ、原発でいのちがけで奮闘されている方々のみならず、風やら海水やら食物などによって相当数の日本国民および周辺国の国民も直接・間接的に被ばくしている筈です。神奈川県民である私も立派な被ばく者。


 原発事故など無くても、実際には自然界に存在する放射線源からの内部 (経口) ・外部 (照射) 自然被曝、およびレントゲン検査などによる医療被曝を受けているとのこと、多分それはある程度事実でしょう。


 今回の事故による被ばくの害については、問題無いと言う (「もどき」も含む) エキスパートもいれば、そもそも安全な被ばくなどあり得ない、と言う者もいます。私の様なシロートに合理的な判断は出来ませんが、玄人さん保身のための嘘やら誤魔化しやらハッタリが散々暴露されたし、健康への影響についても100%解明されている訳ではないのは事実の様だし、レントゲン検査だって鉛のチョッキを着せられたり妊娠さんお断りだったりすることから考えて、後者、つまり安全な被ばくなど存在しない、と考えています。今のところカラダに異常は感じませんが。


 荒稼ぎをする輩の 「お客様の健康を考えた」 煽りもあるとはいえ、 ガイガーカウンター なんて超ニッチな 「商品」 が売り切れたりネット・通販などで飛ぶように売れる状況は異常です *2 。皆不安なのでしょう。そんな状況下、あたかも今回の原発事故による放射線漏れは自然被ばくと変わらない、あるいはタバコよりマシだ、と云った詭弁を弄する輩には我慢がならない。問題のすり替えです。問題は、原発から尋常ならぬ放射線漏れが起きていると言う事実でしょう。そんな可能性、事故が起きるまで聞いてませんって。


 特にサイトは紹介しません。また、政府による対応についても何も言いません。『おままごと』 レベルのハナシでは無いので−−− (以下、続く


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*1:江戸扇子の人気急上昇 職人技で涼しく節電 参照。うちわもそうですが、ミチバタで配っている安物と竹などで作り込んだ? ものは、本当に風が違います。

*2:比較的簡単に作れるみたい。 手作りセンサーで、放射線をキャッチしよう / 日本ガイシ (NGKさん) 参照。オトナの科学、ですね