2011年東北地方太平洋沖地震 その94: 余震 −−− 釈愚さん、お帰りなさい (随時更新)、液状化、 「高台」 への移転
◆災害に結び付きそうな情報無し。なお ⇒ 東北地方の6月から8月までの天候見通し / 平成23年5月25日、仙台管区気象台 発表 によれば、平年並みあるいは平年以上の雨が予想されていますから、地震による地盤沈下考慮すれば、引き続き洪水に要注意。
◆地震情報(地震の活動状況等に関する情報)
平成23年 6月 3日17時13分 気象庁発表
−−−これまでの強い揺れのために地盤がゆるんでいる地域では、降雨や余震による土砂災害の発生する危険性が高まっていますので、併せて警戒してください。なお、余震活動地域の外側の長野県北部から新潟県中越地方、静岡県東部、秋田県内陸北部、茨城県南部でも最大震度5強以上の地震が発生しています。このように、余震活動地域の外側でも地震活動が高まっていると考えられますので、常日頃から地震への備えをお願いします。 (以下略、引用終わり)
※ 上掲記事が 気象庁|地震情報(その他の情報) のトップに表示されています。
地震・余震発生状況
⇒ 地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁
⇒ Earthquake List for Map of Asia Region / USGS
【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】
■ 地震・余震予測
6/03〜6/04 予測
2011年05月24日 07時07分27秒
【注意報(中)】 福島県、茨城県、宮城県、岩手県
【注意報(低)】 新潟県、千葉県、静岡県、神奈川県
■ 更新情報・考察
◆ここ数日の冷熱流の動きについて
2011年06月03日 09時54分37秒
※ 『地下山脈』 とは、逆さ富士の様なもの。釈愚さんブログのヘッダー画像でも、湖面に映った(多分)アルプスが見られますね。
◆液状化:社会地質学会がシンポ開催−−浦安であす /千葉
毎日新聞 6月3日(金)11時17分配信
⇒ シンポのパンフ
◆東日本大震災:浦安市、独自支援 マンション組合に補修費3分の1補助へ /千葉
毎日新聞 6月2日(木)11時38分配信
◆液状化の記憶を永遠に… 浦安市が被害マンホールをモニュメント化
産経新聞 6月1日(水)18時33分配信
⇒ YouTube - 飛び出したマンホール___液状化の爪痕 浦安
◆あすに備える:市消防本部など、高台に統合移転 16年にも−−田辺市 /和歌山
毎日新聞 6月3日(金)12時53分配信
−−−移転先は国道42号から150メートル入った山林で海抜は40メートル。用地5000平方メートルを造成する。新庁舎は鉄筋2階建て延べ2400平方メートル。 (以下略、引用終わり)
津波被害に遭われた地域で、防潮堤には限度があり 「高台」 に移転、と云う尤もな議論がなされています。地盤がしっかりしていれば良さそうな気もしますが、気になるのは上掲記事も含め、 『山を削って高台の土地を造成することが最善策』 の考えが本当に正しい? か、と云う点。山を削ると云うことは当然木を切り倒すことになりますが、すると地中深く・広く張っている根を殺してしまうことになり、その分地盤は弱くならないか?
一方、面積を確保するために行われるのは山を削った土で谷を埋めることですが、埋められた谷の部分が陥没する事故は結構ある様です。この点については;
◆三陸の山を削り、高台をつくって街を移す「グスコーブドリ構想」 3頁目
2011年 3月22日 @ SAFETY JAPAN (セーフティー・ジャパン) 日経BP社
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(1) 山を削って、高さが数十m程度の丘をつくる(新丘A)。
(2) 削った土砂で、標高0mから10m地帯をかさ上げする(新丘B)。
(3) 新しい街は、主に、新丘Aに建設。新丘Bは公園と緑地にする。
(4) 海岸部には、港として必要な最低限の機能だけを残す。
の様な考えもある様です。それでも、(3)の部分がどこまで守られるかは疑問。防潮堤同様に、人工のものには限度がありそう。安易に 『山を削る』 のは危険と思います。