遊蕩爺の漂浪メモ

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2011年東北地方太平洋沖地震 その46: 本震 および 余震 メカニズム その4

ブログ内直近記事


【追加関連リンク集】


 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に関する情報
   平成23年4月7日更新、地震調査研究推進本部


 2011年3月11日東北地方太平洋沖地震(M9.0)の特集ページ
   最終更新日時 2011-04-07 15:48、名古屋大学大学院環境学研究科地震火山・防災研究センター


【報道など】


先日紹介 の海保による元資料は;


 宮城県沖の海底が24メートル動く 〜東北地方太平洋沖地震に伴う海底の動き〜(pdf)
   海上保安庁海洋情報部、平成23年4月6日


   −−−海上保安庁は、3月28、29日に測量船「明洋」により海底基準局の被害調査を実施し、観測可能であった海底基準局から得られたデータを解析した結果、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0)により、震源のほぼ真上に位置する宮城県沖の海底基準点が地震前と比べて東南東に約24m移動、約3m隆起したことがわかりました。また、震源の約40km陸側に位置する基準点では東南東に約15m、福島県沖の基準点では東南東に約5mの移動が検出されました。 (以下略、引用終わり)


  


 太平洋プレート内で発生=7日の余震―政府調査委
   時事通信 4月8日(金)22時0分配信


   −−−本震のように太平洋プレートと陸側プレートの境界で起きた地震ではなく、太平洋プレート内部で発生した地震と発表した。


  気象庁は今回の余震の発生当初、震源の深さ約40キロ、マグニチュード(M)7.4と発表し、津波警報・注意報を発令したが、間もなく解除。その後の分析で深さ約65キロ、M7.1に修正した。 (以下略、引用終わり)


    
    出典: 東北地方週間地震概況 (第14号)
    平成23年4月8日、仙台管区気象台
     マグニチュード震源深さ共に変更されています。


    
    出典: 上掲海保資料
     この図に示される本震と異なり、大陸プレートと海洋プレート境界よりも更に下で発生した、別のタイプの地震、と云うことか? プレート内部での地震って???


  この プレートテクトニクス理論 に関連して、釈愚(shaku gu)さんのブログ 『心安らかなる日々』 に大変読みごたえのある一連の記事がありますので紹介。


 プレートテクトニクス理論では地震を予測できないにもかかわらず、地震発生後に震源をプロットすると見事に理論に合致する (=予測できないのに理論と現実が合う) のはそこにウソがあるからと考え、一貫して原因と結果を逆転して抜本的なところから考え直す −−− と云う趣旨。 プレートの下を流れる マントル を扱う プルームテクトニクス説 に近いのかなぁと思われますが、考え方が面白い。そのあたりを深く掘った記事は;


  東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム(その9) −プレートテクトニクス理論はもっともらしいウソ  2011年03月21日 02時31分08秒

  東北地方太平洋沖地震の発生メカニズムの考察(その10) −地球内部で今何が起こっているのか?  2011年03月21日 15時22分45秒

  東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム(その11) − とまらない地球内部の暴走  2011年03月22日 06時22分39秒

  東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム(その13) −プレートテクトニクス理論のウソ (続編)  2011年03月23日 09時31分15秒


 これ以外にも今回の本震・余震の発生メカニズムやら気候変動、知財、思想に関する考察もありますが、言語に関しても;


  言語学的考察にもとづく英語的認識と日本語的認識の差異性と類似性−国学的アプローチによる  2011年04月01日 10時00分00秒


う〜〜ん、文系のくせに? 翻訳とも関係するこの記事より、上掲プレートやマントルのハナシの方がまだついて行けそう。