2011年東北地方太平洋沖地震 その6: 原発 (怒りと共に随時更新中)
見ていてご覧なさい、間もなく昆布が品薄あるいは売り切れ・値上げになるかも −−− (理由は後述)
出典: よくわかる原子力 - 原子力発電と地震
※ 先日紹介 したものを再掲載
【本当に大丈夫?】
昨日の爆発事故は水蒸気爆発であり原子炉の格納容器は爆発していない、とのことで一件落着した様に見えますが、どこまで信用出来るのか? 関係者の言動見ていると非常に不安にならざるを得ません。情報をタイムリーに公表しない (または出来ない) 、都合の悪い情報はどうしようもなくなるまで開示しない、要領を得ない−−− 私自身にも経験がありますが、これではミスを隠そうとする新入社員と同じ。こんなのに命を任せているのかと思うと、心底ぞぉ〜っとします。なおアメリカから専門家が招へいされた様子;
※ ここから最新のプレスリリースなど原発情報入手可。即時性・信憑性など大変疑問がありますが。
◆東日本大震災 専門家「非常に深刻」…福島3号機爆発恐れ
毎日新聞 3月13日(日)22時25分配信
−−− 東電によると、非常用発電機は原子炉やタービンと同じ重要度で、もう少し標高の高い場所にあるが、ポンプなどは重要度がやや落ち、津波に冠水した。東電の小森明生常務は「あまりに想定外の高さだった。原発はかなりのタフネス(頑健さ)を持っていると思っていたが、電源の重要性を再度、しっかり考えなければならない。重い、厳しい教訓だと、率直に受け止めている」と唇をかむ。 (記事終わり、引用終わり)
※ 「想定外」 のコトバが多用されています。であるならば、今回の一連のトラブルの結果だって 「想定外」 かも知れない。その認識が無い状態で対応を考えてはいないか? 最悪の状況とは何かを正直に、明確に説明して欲しいものです。この原発事故は、きっかけは天災ですが、その後は人災。
◆「どこへ逃げたら」原発被曝、住民不安極限に
読売新聞 3月13日(日)17時41分配信
◆新たに30人被ばくか=全避難所調査へ―新潟県職員も・福島原発爆発
時事通信 3月13日(日)15時19分配信
◆福島第一3号機も原子炉に海水注入開始
読売新聞 3月13日(日)15時5分配信
⇒ 福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(3月13日 午後0時現在)(PDF12.7KB)/ 東京電力 より抜粋;
◆「とんでもないことに」「裏切られた」=住民ら、原発爆発に憤り―福島
時事通信 3月13日(日)13時16分配信
◆原発で爆発…情報二転三転、対処に戸惑う住民
読売新聞 3月13日(日)3時13分配信
◆東日本大震災 福島第1原発 160人被ばくの可能性も
毎日新聞 3月13日(日)11時18分配信
※ 中心 (アブナイ原発) が増えるに従って円が増え、かつ各々の円の直径がどんどん大きくなる?
⇒ 福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(3月13日 午後0時00分現在)/ 東京電力
【海外メディアの報道】
非常に残念ながら巨大地震・津波の被害については既に起こってしまったことであり、お悔みと共に行方不明者の捜索に協力を惜しまないと云うお見舞い、また現場での混乱は最小限、さすがは地震に備えのある日本、との称賛が多い中、それに劣らず、チェルノブイリの悪夢を想起させる原発事故についても大きく採り上げられています。他山の石、と云った側面もありますが、不安・不信感もある様な−−− 以下、順不同にリンクを紹介;
◆12/03/11 15:01, EU PRESS RELEASE
◆<東日本大震災>EUが原発専門家緊急会合 福島第1事故で
毎日新聞 3月13日(日)10時15分配信
◆Accident Triggers Nuclear Power Debate in Germany
03/12/2011, SPIEGEL ONLINE
◆Japan Floods Nuclear Reactor Crippled by Quake in Effort to Avert Meltdown
March 12, 2011, NYTimes.com
◆Japan evacuates thousands from vicinity of two nuclear power plants (1 of 4)
Washington Post / Saturday, March 12, 2011; 6:13 PM
◆Japan's fears of nuclear mayhem recede as nuclear reactor starts to cool
guardian.co.uk, Saturday 12 March 2011 18.33 GMT
◆Japan reports emergency at second nuclear reactor
Published 01:12 13.03.11 / Latest update 01:12 13.03.11, Haaretz Daily Newspaper
◆Japón reporta problemas en otro reactor nuclear (+ Video e Infografía)
12 Marzo 2011, Cubadebate
◆New reactor problem hits Japan plant
Sat Mar 12, 2011 11:19PM, PRESSTV
◆Blast at Japan Nuclear Plant After Quake
Agence France-Presse Posted at March 12, 2011, 6:46 am @ AlterNet
◆What really happened at Fukushima nuclear plant?
WW4 Report on Sat, 03/12/2011 - 12:56.
◆Countdown to nuclear disaster in quake-devastated Japan?
WW4 Report on Fri, 03/11/2011 - 17:37.
◆No threat to RF’s Far East from Japan NPP accident for present
12.03.2011, 13.28, ITAR-TASS
◆Japan wrestling with nuclear plant blast, quake aftermaths
16:15 12/03/2011, RIA Novosti
◆Battle to stabilise earthquake reactors
12 March 2011, World Nuclear News
【原発の発電コスト】
今回の東電発表中、度々 『電力不足対策としての 輪番停電』 のコトバが出て来ました。現在の最優先は 「想定外の」 大地震や大津波などで被害を受けた原発をとにかくいったん安全に停止・冷却させることでしょう。モグラ叩きはある局面では必要ですが、トラブルの詳細・原因・対策が正確に把握出来ない状態で発電を続けるのは自殺行為と思います。運良く問題が解決出来たら、この先どうしようかを考えなければなりません。これは発電側の問題と云うより、むしろ電力を消費する我々自身の問題。電力供給は停めるな、安くしろ、環境やいのちを大事にしろ、安全を確保しろ −−− とにかく 「注文の多い」 わがままな客ですから。
●原子力は本当に安い? / よくわかる原子力 原子力教育を考える会
※ よくまとまっています。参考。
【最悪を想定して】
ここで冒頭の 『昆布』 が出て来ます。私は幾つかの分野のメールマガジンを購読しておりますが、地震発生後、 (メアド公開しているため勝手に送り付けられる) 出会い系・えっち系のスパム・詐欺メールまでが地震を引き合いに出しての宣伝を繰り広げています。で、現在チェーンメールの様に流れている情報 (抜粋) を挙げますね;
−−− 首都圏に飛んでくる放射能で、特に症状が出やすいのは、放射性ヨウ素による甲状腺異常です。
体内のヨウ素は70〜80%が甲状腺にあるため、放射性ヨウ素が体内に入ると、甲状腺に集まって、やがて甲状腺ガンを引き起こします。特に、若い人の発がん性が高くなります。
チェルノブイリ原発事故で甲状腺の異常が増えて、甲状腺ガンが20年経っても減らないことは前にお伝えしたとおりです。これに対する対策は、放射能を帯びていないヨウ素を先に体内に取り入れて、放射能が飛んでくる前に甲状腺をヨウ素で飽和させておくことです。
体内に取り込むヨウ素は、一定量以上になると蓄積できずに排泄されるので、それを利用して放射性ヨウ素の被害を避けることが出来ます。
もちろん、第一の対策は防塵マスクで放射能を体内に入れないことで、これが最も重要ですが、さらに防御する意味で、日常的にヨウ素を多く含んだ食品を食べるように意識しつつ、放射能の危険が迫ったら、間に合うようにヨウ素をとれば有効な訳です。
ヨウ素を体内に取り込むのに手っ取り早い方法は、ヨウ素剤です。服用のタイミングは、放射能に襲われる直前がベスト。被ばく後でも3時間後で50%の効果があるとされています。
原発から半径8〜10Kmの自治体では、法令に従って、錠剤のヨウ素剤を備蓄しています。
それ以外の地域では備蓄していないので、前もってインターネットで販売されている物を買っておきましょう。小さいお子さん用に、液体状にして飲めるキットも売られています。ただ、ヨウ素に過敏な体質の人は、錠剤を飲むと発疹などの副作用が現れることがあるので、用量、用法には注意が必要です。
食品でヨウ素をとるなら、副作用の心配はありません。特に多くヨウ素を含む食品は昆布で、ワカメの4倍くらい多く含んでいます。
普段から、昆布などの海草類をよく食べるようにすると共に、原発で事故が起こったと知ったら、食べやすいトロロ昆布などを多めに食べるのが、無理のない、健康的な対策です。トロロ昆布は、乾いたまま一度にたくさん食べると腸内で膨張して危険なので、お吸い物などに入れて食べましょう。
「ヨウ素をたくさん含む食品ベスト10」
乾燥昆布一切れ1枚1グラム
トロロ昆布大さじ販売1グラム
乾燥ワカメ5グラム
いわし中2匹96グラム
さば1切れ100グラム
かつお1切れ100グラム
焼き海苔10枚3グラム
ぶり1切れ80グラム
塩鮭1切れ60グラム
寒天1角の半分4グラム
この情報の基? は、どうも 『放射能で首都圏消滅ー誰も知らない震災対策』 と云う書籍の様です。この本も多分売り切れるでしょう。災害もビジネスチャンス、儲けましょうと云う姿勢は、現在の体制下では 「正しい」 ことであり、品は無いが責められることでは無いと思います。むしろこのテの煽りを許す、原発運営者の姿勢が問題。自衛のためとは云え、それに一斉に飛び付いて買いだめに走る消費者の姿勢も問題。
◆女川原発で基準値4倍超の放射線…福島事故で?
読売新聞 3月13日(日)17時9分配信
−−− 12日の福島第一原発1号機(福島県大熊町、双葉町)の爆発事故によって漏れた放射性物質が、南風で約100キロ・メートル離れた女川原発周辺まで運ばれた可能性が高いと推測している。 (以下略、引用終わり)
※ 人体には影響ありませんよ、大丈夫ですよ〜〜 と言いたいのでしょうかね?花粉じゃああるまいし−−− 小規模?ながら放射能汚染が拡がっているってことじゃあないの?
◆Japan to distribute iodine among people
Sat Mar 12, 2011 6:5PM, PRESSTV (イラン)
※ 「NPO法人食品と暮らしの安全基金」 のTOP頁に 「緊急情報」 として 【安全基金流 原発事故防災マニュアル】 および 【東日本巨大地震の対策本にもなる!】 の紹介があります。参考。