遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

ミスコンを巡るドタバタ: どっちもどっち?

所詮ミスコンレベルでしかないノーベル平和賞の授賞式を巡って、実にくだらないドタバタが演じられています。そんなことやってる場合か?


ノーベル平和賞 たいまつパレード 劉氏の早期釈放訴え
  毎日新聞 12月11日(土)11時41分配信


<ノーベル平和賞>米大統領 劉暁波氏「早く釈放を」と声明
  毎日新聞 12月10日(金)23時28分配信


平和賞授賞式、ほぼ黙殺=中国紙
  時事通信 12月11日(土)11時45分配信


  中国:「孔子平和賞」創設…ノーベル賞に対抗
    毎日新聞 2010年12月8日 22時35分
     これが事実とすれば子供じみた茶番。放っとけ。


Derechos Humanos de la Hipocresía
  10 Diciembre 2010


投獄どころか裁判も正当な基準もなく自国民・他国民を殺すアメリカをはじめとする西側に、人権をもって中国を批判する権利などありません。劉暁波氏への授賞は西側の基準からすれば妥当とは思いますが、それが世界唯一の「正しい」基準か? 中国にとっての劉暁波氏は、アメリカにとってのアサンジ氏同様、 「テロ容疑者」 「国防への脅威」 でしょ? 昨年の授賞に引き続いて今年の授賞にも、極めて強い政治的な意図が感じられます。でもそれは勝手にどうぞの世界、問題はそれ以外のものの観方を認めない、右ならえで思考停止も甚だしい 「国際社会」 の独善性です。タイマツやらローソクをともして祈る−−−クサいけれど感動的で大変結構、その気持ちは尊重します。でもその一方で今この瞬間にもアメリカに殺されている、何の罪もない子どもや民間人についてはどうでもよいのか?


このところ、中国やキューバなど 「アカ」 の肩ばかり持つハメになっています。末期症状の我が将軍様には以下質問を投げておきましょうか; 劉暁波氏は2008年に例の零八憲章を起草して拘束され2020年6月21日までの懲役刑の判決を受け錦州監獄で服役中ですから、あしかけ2年に渡って 「ぶちこまれて」 いますよね? しかし公約違反のグアンタナモ収容所には長年まともな裁判さえ受けられず 「ぶちこまれて」 いる容疑者が相当数いますね? アメリカ様国内では1998年9月12日以来 「ぶちこまれて」 いる (判決は2001年12月27日) 5人のキューバ人がいます。劉暁波氏の早期釈放を求めるのは構いませんが、彼らは一体どうなっているのでしょう? 判決そのものについてはアメリカの司法内でもその正当性に疑問が投げかけられていますが。


米日の大手メディアは例によって殆ど報道しませんが、多数のサイトで取り上げられている問題;


米=キューバ関係の複雑さ
  2010年8月20日 (金)、キューバ研究室 Sala de Estudio sobre Cuba


スパイか、英雄か ―5人のキューバ人のこと―
  2008年3月30日 13時00分、IGCP 地球宇宙平和研究所


【地球人間模様】@LOVE「獄中の夫と」(キューバ)
  47NEWS(よんななニュース)


MIAMI 5


Cuban Five - Wikipedia


一方、こんな人殺し (控えめに云うなら容疑者) を国内で飼っているのは何故?



Luis Posada Carriles en Miami
出典: Cubadebate 記事


いずれも国益のためでしょ? であるなら、中国だって同じ。それともアメリカの国益>>他国の国益ですか?馬鹿馬鹿しいったらありゃぁしない。