モルデハイ・バヌヌ氏 のこと: ノーベル平和賞受賞のマイレッド・マグワイアさんによる公開書簡の紹介
先日7月25日のトルーマン原爆投下命令に続き、今年も8月6日・9日が間もなくやって来ます。現在、裏付けの無い核兵器開発疑惑によりアメリカ主導の 「国際社会」 による不当な制裁がイランに加えられている一方で、風当たりは強くなっているとはいえ依然アメリカによる 「黙認」 のみならず援助のもと核兵器を所有しNPTにも加入しないイスラエルの存在により、中東地域での戦争の可能性が否定出来ない状況にある、と解します。 「核施設」 への 「ピンポイント」 爆撃の計画や、核兵器を 「必要悪」 としかとらえられない 「国際社会」 の認識を考えると、戦争による同地域での核汚染の可能性さえあります。
そんな中、日本パレスチナ医療協会 (Japan Palestine Medical Association / JPMA) 発行のメルマガ 「パレスチナ最新情報 10・07・23」 で、 モルデハイ・ヴァヌヌ さんのことが紹介されています。私は不勉強で存じ上げなかったので紹介します;
◆JPMAメルマガ◆ パレスチナ最新情報 10・07・23.txt
(他未紹介号のテキストファイルへのリンクは当ブログ末尾)
この中で訳出されている マイレッド・コリガン・マグワイア さんの公開書簡 『ユダヤ *1 の人々に訴える公開書簡』 の原文は以下掲載されています;
- An Open Letter to the People of Israel about Mordechai Vanunu
Mairead Maguire, 14.7.2010
the Peace PEOPLE – Working for nonviolence since 1976 "Latest News" 2010-07-21 掲載
なおバヌヌ氏が反逆罪で投獄されることとなった、1986年 The Sunday Times 紙掲載の内部告発記事イメージは;
出典: Mordechai Vanunu - Wikipedia
参考サイト:
- Mordechai Vanunu - Wikipedia
日本語サイトよりはるかに詳しい。
イスラエルだけではなく核保有国・保有希望国は、核兵器を、必要悪ではあるが戦争抑止力をはじめとする国防の要として考えています。一方日本は、その兵器の犠牲となりその悲惨さを身をもって知る世界唯一の国ですが、対外的にはアメリカ従属によって結果として核を容認していると云えると思います。さて今年の原爆記念日に、我々が選んだ筈の政府がどのツラ下げてどんな空虚な 「反省」 や 「誓い」 をするのか見もの。むしろバヌヌさんの行動のほうが犠牲者に手向けるにはふさわしくありませんか?
⇒ ◆JPMAメルマガ◆ パレスチナ最新情報 10・07・08.txt
⇒ ◆JPMAメルマガ◆ パレスチナ最新情報 10・07・15.txt
⇒ ◆JPMAメルマガ◆ パレスチナ最新情報 10・07・22.txt
⇒ ◆JPMAメルマガ◆ パレスチナ最新情報 10・07・23.txt 上に掲載のもの
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