遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

政権交代に当たって: 鳩山論文の紹介  追補

そうか、最初っから鳩山さんのHPを確認すればよかったのですね。「鳩山論文」 については米紙への寄稿と思っていましたら、日本国内で8月10日発売のVoice9月号に「私の政治哲学」として掲載されたものの一部パクリと判明;

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00001277-yom-int
民主・鳩山氏「米紙論文、反米ではない」
8月31日22時4分配信 読売新聞


鳩山氏は「寄稿したわけではない。(日本の)雑誌に寄稿したものを、抜粋して載せたものだ」と述べた。論文は日本の月刊誌「Voice」9月号に掲載されたもので、英訳は鳩山事務所で行ったという。同紙関係者は本紙の電話取材に対し、「紙幅に合わせて短縮し、いくつか不明瞭(めいりょう)な単語を変えたが、内容で本質的なことが編集で変えられたことは断じてない」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000728-san-pol
鳩山代表 米紙掲載論文「ゆがめられている」
8月31日23時26分配信 産経新聞  より抜粋


 −−鳩山代表ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した論文で、アジア中心の経済・安保体制の構築を強調していることが、米国内で現実的でないという批判を受けている。こうした批判についてどう答えるか


 「まずお答えしておきますけれども、寄稿したわけではありません。どこかで勝手に寄稿したというふうに書いてありますが、寄稿したわけではありません。『VOICE』という雑誌に載ったものを、その新聞社が一部を、抜粋をして載せたものだと。そのようであります。したがって、寄稿したという事実はありません。しかし、中身が一部、ゆがめられて、というか、一部だけとらえられて書かれていると。私自身が書いたものは決してグローバリゼーションの負の部分だけを、申しあげるつもりはなかったと。負もあり、正の部分というものも当然あると。グローバリゼーションというのはそういうものだと思っています。したがって決して反米的な考え方を示したものではないということは、この論文全体をいただければお分かりになると思いますし、私自身の今日までの考え方から見ても、そのように理解をしていただけると思います。いわゆる東アジアの共同体構想というものも、決して、そのことはアメリカというものを排除するという発想は私はまったく持っておらないものでございまして、日米関係というものを基盤としていく中で、東アジアにおける、より経済的なあるいは平和、政治的な共同体というものを構想するということは現在まだ必ずしも現実的なものではないかもしれませんが、しかし、夢というものを持つことは決して悪い話ではありません。最初はすべて夢で始まったものが、最終的には現実になると。それが私は外交のあるべき姿だ、そのように考えています」


でもそれならそれで、掲載したNYT紙 (インターネット版?) はその様に断わって掲載すべきですね。一部抜粋だけでも当初の意図とは異なったものとなり得ますから。また、全文英訳は鳩山事務所で行ったとのことなので、不明瞭な単語を変えるのであればまず事務所に問い合わせるか、事後であれば最低限脚注などの形で断るのがルール。レベル低いな〜〜〜

鳩山さんHP

2009年8月11日8月10日発売のVoice 9月号に「私の政治哲学」掲載
友愛論について書かせて頂いております。

ホーム > 発言・機関誌 > マスコミ

「私の政治哲学」全文

英訳版韓国語訳