アメリカの銃規制 −−− 合衆国憲法修正2条と日本国憲法9条
またまた乱射事件で犠牲者、どうってことのないアメリカの日常そのもの;
- 彼女は「沈黙」した。17人の死が意味する、耐えがたい重みを伝えるために。 - それは、どんな言葉よりパワフルだった。
2018年03月26日 18時59分 JST、ハフポスト
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- 「銃のない世界に」 全米各地で異例の大規模集会 若者主役の銃規制運動
2018.3.25 21:46、産経ニュース
- 「銃のない世界に」 全米各地で異例の大規模集会 若者主役の銃規制運動
乱射事件は後を絶たないけれど、銃規制は 「感情論」 で実現するワケがない;
- NRA has long history of suppressing data on gun violence
March 25, 2018, The Boston Globe
- NRA Takes Aim At ‘March For Our Lives’ Rally, Mocks Gun Violence Survivors
03/25/2018 08:49 am ET, HuffPost
- Parkland School Shooting Survivor: Don’t Blame Guns, Blame the ‘Cowards of Broward County’
25 Mar 2018, Breitbart
銃規制を求める動きは昔っから何度も盛り上がっては消え、の繰り返し。カネのチカラもあるけれど、合衆国憲法修正2条の存在が大きい;
- アメリカ「銃社会」の起源と現在 〜だから一筋縄では規制できない(1-4)
2016.09.05、現代ビジネス 講談社
その逆に、日本では憲法9条を改正して 「軍」 を持ち 「正当な」 戦争が出来るようにしようって動きが;
- 合衆国憲法修正2条と日本国憲法9条
2018年02月23日 16:00、アゴラ
※ 『9条の趣旨は、ドイツ国法学特有の国家の「基本権」思想に基づいた「国権」や「交戦権」を振りかざし、国際法から逸脱した行動を、日本は二度と取ることはしない、という宣言にある。』 と言うけれど、日本国憲法第9条 には 『国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。』 とあり、たとえ国際法から逸脱していなくとも戦力は保持せず交戦も認めないとも読める。また 『憲法通説で9条を解釈することに大きな既得権益を持つ者たちがいる。数十年にわたって積み重なった膨大な既得権益を持つ者たちがいる。そうした者たちは、改憲どころが、違う9条解釈が語られるだけで、感情的な反発をする。そして絶対粉砕の運動を起こす。』 と言うなら、冒頭紹介の銃乱射事件を生き延びた女性のコトバは正に 「感情的な反発」 であり 「絶対粉砕の運動」 ってことになるのだけど。
国家レベルと国民レベルの違いはあるけれど、合衆国憲法修正2条の改正と日本国憲法9条の改正は逆方向。前者は (他国のことながら) 相当難しそうだけれど、後者は −−− 間もなく数の力で押し切られそう。先の戦争への反省が無く、過去のデキゴトに関しても唯我独尊で周辺国から猛反発を招いている中だけに、ロクなことにはならないとおもうが。皆で渡れば怖くない、気合いだ! ってか。また一億火の玉だな。
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