遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

パレスチナ − イスラエル 衝突 続報 9: 停戦合意後の動き

   パレスチナ − イスラエル 衝突 続報 8
   ◆JSRメルマガ◆ パレスチナ最新情報 12・11・26.doc 直


  • 停戦が比較的早期に成立したのは、不幸中の幸だったと言ってよいかどうか、迷うところです。イスラエル人も含めると約170人の死者、1000人をはるかに超える負傷者が出た事実は変わりません。23日には、イスラエル兵によるパレスチナ人射殺事件もありましたが、停戦は守られているようです。停戦合意に基づく、ガザ封鎖解除の交渉がどう進むか、注目すべき1点です。


     次に、パレスチナの「オブザーヴァー国家」格上げ案が採決される予定の29日、どのような結果が出るか。その先、ファタハ=ハマースの和解協定実施が進むか。そして、故アラファート議長の司法解剖が間もなく始まります。謎の死をめぐる真相にどれだけ迫られるか。


     気がかりは、イスラエルの代表的保守系紙Maarivの世論調査で、早期の停戦に対する「支持」が「不支持」を下回ったこと。以前紹介したHaaretzの戦中の調査では、地上攻撃には「反対」が「賛成」を上回ったのですが、Maarivの調査では、陸上攻撃に踏み切らなかったことにたいする反発が強く出ています。


     事態は、新たな局面に入り、急速な展開を見せることになります。 (上掲 「パレスチナ最新情報」 より抜粋、以下略)


ネタニヤフ起死回生をネラった博打は、結果としてイスラエルを孤立させる方向へ。あれだけ無差別に殺しましたから当然でしょう;


The war in the West Bank
  November 25, 2012, Mondoweiss



 
  記事: Israel's shame: Children, the true victims
      Sunday 25 November 2012, The Independent


Gaza's cycle of aggression shapes new generations more militant than the last
  Friday 23 November 2012 16.04 GMT, The Guardian

  Truthdigger of the Week: Chris McGreal
    Posted on Nov 24, 2012, Truthdig


Tomgram: Oded Na'aman, Is Gaza Outside Israel?
  5:34pm, November 25, 2012, TomDispatch
  副題: “It’s Mostly Punishment…”
      Testimonies by Veterans of the Israeli Defense Forces From Gaza and the Occupied Territories
      By Breaking the Silence



『天敵 (不倶戴 ?)』 イランをはじめとする周辺国との関係、後ろ盾である我が将軍様の動きも含め、目が離せません。いずれにせよナチが裁かれた様に、今度はイスラエルが裁かれる番と思うが。