遊蕩爺の漂浪メモ

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プーチン大統領贈呈のシベリア猫

  直近関連記事


随分時間がかかるなぁと思っていましたら、なるほど検疫ね;



 
 プーチン大統領贈呈の猫 180日成田に留め置きか(12/09/10)
 ANNnewsCH さんが 2012/09/09 に公開
 記事: プーチン大統領贈呈の猫 180日成田に留め置きか
  テレビ朝日系(ANN) 9月10日(月)12時59分配信


仕方がないでしょう、多分民家 (県知事私宅?) で飼われることになるのですから。特別扱いする必要性は無い筈。


猫の場合 『狂犬病の検疫』 ってのも変ですが、動物の輸入について定める法律が 『狂犬病予防法』 であり、また 狂犬病 の感染源はイヌ以外の野生動物も有り得、ホモ・サピエンスを含めたすべての哺乳類が仲良く? 感染する 人獣共通感染症 なんですって;


  参考: 院長のコラム-「狂犬病注射をしない」ということの意味

     水際での病原体侵入阻止の観点からは、厳し過ぎると云う事はなさそう。

犬、猫を輸入するには / 動物検疫所


    指定地域とは 『狂犬病の発生がない国(地域)として日本の農林水産大臣が指定する地域。下記の7地域のみ;台湾、アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、 フィジー諸島、ハワイ、グアム』、従ってロシアは指定地域以外。


   輸入の届出書(猫) 記載例


贈られた個体は生後半年ほどの雄とのこと、日本での留め置きが最短となる様な 「半年前からの」 事前手配が出来なかったのでしょう。あるいは観方を変えれば、シベリア猫の贈呈は突然 「降って湧いた」 ハナシであるが、お手軽に輸出用に? 準備された個体から選んだのではなく、秋田県がそうしたであろう様に贈呈にふさわしい生後間もない個体を選んだから,180日の期間をロシア国内で消化出来なかったのでしょう;


猫の輸入検疫について 〜ロシアから日本へ猫を連れてくるために〜
  2002 9.10、ロシアンぴろしき

    記事内但し書きの通り、 『2001年12月〜2002年6月までの状況ですので、現在は変更している可能性もあります。』


ロシア猫の輸入手続き
  2008年1月11日 (金)、ブログ【サイベリアンドリーム】


6ヶ月我慢。ただし、係留施設で面会することは可能では?


一方、新しいパパについては;

平成24年8月6日知事記者会見
  秋田県公式Webサイト 美の国あきたネット より抜粋


  (幹事社)


  ほかにいかがでしょうか。
  それでは、幹事社からの質問に移らせていただきます。幹事社から2問ほどお伺いしたいと思います。


  まず1点目なんですけれども、先日、ロシアの方に県職員の方が行かれまして、プーチン大統領に無事、秋田犬の贈呈を済ませられて、プーチン大統領の方からはお礼として猫を贈呈したいというような御意向も示されたようですけれども、今回のこの一連のことについての、まず知事の御所感をいただければと思います。

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  (知 事)


  はい。私どもそのあんまり、何といいますか、その裏読みしてね、打算的な形じゃなくて、やはりプーチン大統領が犬がお好きだということ。そして秋田犬というのは世界的に大変評価を受け始めているということ。そして、いろんな問題・課題はありますけれども、お隣の一番秋田に近い国だということ。さらには、秋田としても東アジア戦略をこれから推進する上で非常に重要な国であるということであります。


  どういう状況になっても、やはりロシアと基本的には友好的な状況でこれからお付き合いしていくというのが、この秋田にとっても日本にとっても私は有益ではないのかなと、そういうつもりで秋田犬をお贈りをしたということでございます。


  これに関して、私の個人的なホームページに何件かですね、ロシアの方からメールが入っておりました。すぐ読めませんので、いろいろ訳してもらったりしてますと、非常にですね、ロシアの方もですね、何といいますか、良かったと、非常に何といいますか、喜んだ形でのメールでありました。

 
  中にはですね、是非とも私も秋田犬を、犬が好きで飼育したいので、ブリーダーをというんですか、紹介してくれというのがあって、これからどういう返事を書こうか迷ってますけども、そういうことで、いずれプーチン大統領も大変喜んでいたようであります。何かにつけて毎日一緒にお暮らしになるようでございますので、秋田犬、秋田という名前は毎日頭の中にこう染み込むんじゃないかと思います。


  ちなみに、ある消息筋からは、多分、日本の知事でプーチンさんが覚えているのは佐竹知事だけだろうという、そういう話もありました。


  それはそれとして今度は猫がいただけるということで、これもやはりあちらの方で私のことを調べたのかなと。多分、猫好きじゃないとね、猫好きでない人に猫っていう話は出てこなかったんでしょうけど、たまたま私が猫好きで猫を飼っているというそういうことから猫を贈っていただけるという話で打診があって、私も最初ね、戸惑ったんですね。御承知のとおり、あちらはもう大統領公邸でね、お付きの人がたくさんいて、多分、あちらの大統領は大統領終わってもね、ちゃんと大変な邸宅に住んで、そういう方が、まあこっちは普通の、知事辞めればただの人ですのでね、そういうことも踏まえたんですけども、いろいろ私も日本のただ普通の家庭の猫好きで、それと同じような形でよければという話で、それでも結構だということで、むしろ家族の一員として普通の日本の猫ちゃんと仲良くなってもらいたいというそういう趣旨でもございましたので、それじゃあお受けするかなということで、お受けするという前提での連絡をさせていただいたところでございます。

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  (幹事社)


  もしはっきりしていればなんですけれども、その猫がですね、贈呈されるそのスケジュール的なもの、いつ頃にとかというものが分かっていればということと、例えばお名前とかどうされるとかってもう考えてらっしゃるんでしょうか。

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  (知 事)


  あのですね、ところが、私どもの方は犬をお贈りする際に、いずれそのお贈りする時期だとかね、その犬を想定して、こういうぐらいの年代でこのぐらいのってある程度、前から水面下で準備していたんですけども、あちらの方は突然の話なもんですから、まだですね、どういう猫をいつ頃どういう形でということは、これから検討しながら情報が入ってくるということで、まずは猫を贈るとすると受けるかどうかという、そこがクリアしたんでありますけども、その後の情報というのはまだこれからなようでございます。


  特に日本の場合、外国からの動物の検疫だとかそういうものが非常にシビアですので、当然そういうものを全部クリアするという形になると少し時間はかかるのかなと。


  それと、私どもの方、どういう形、どういう感じなのか、名前もね、そうでないとつけられないもんですから。まさか最初から「プーちゃん」というわけにいかないでしょうから、これはちゃんと確認した上で、いい名前をつけなきゃならないということで、まだですね、思いのほかちょっと時間がかかるみたいですね。そもそもその猫がいるのかどうか、これから探すのかね、そこら辺がよく分かりません。ええ。 (以下略、引用終わり)