遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

尖閣諸島を東京都が購入しても、対外的には何も変わらないのではーーー?

石原さんらしい柔軟な発想、 国民のウケも良く、極右アホメディアも大喜び の様ですが、さてどんなメリットがあるのか? このタイミングで大枚はたく価値はあるのか?


<尖閣諸島>石原知事「都が購入」…民間所有者と合意
  毎日新聞 4月17日(火)11時17分配信

  都職員「えー!」…尖閣購入、寝耳に水
    読売新聞 4月17日(火)14時34分配信


石原さんが少なくとも過去1度このハナシを地権者に持ちかけて断られた経緯があることは、ウィキペディアにも記載アリ;


尖閣諸島 - Wikipedia より抜粋;

  • 日本における所有者


    1910年頃の尖閣諸島民とその住居と掲げられる日章旗大正島が国有地である以外は私有地であり、2002年(平成14年)より日本国が賃借している。総務省は2002年に賃借契約を結び、年間約2,450万円で賃借(魚釣島2,112万円、南小島188万円、北小島150万円)とされる。久場島在日米軍が使用している。


    尖閣諸島を開拓したのは、福岡県八女市出身の実業家古賀辰四郎であった。1870年代後半に八女茶の販路拡大のために沖縄に進出し、高級ボタン用の夜光貝の輸出で富をなした古賀は、東シナ海の島の開拓にも乗り出し、1895年(明治28年)に政府から尖閣諸島を30年間の期限付きで無償貸与され、鰹節工場やアホウドリの羽の加工場を設けた。この当時の尖閣諸島には、一時は280名あまりの島民が暮していた。1932年(昭和7年)に長男善次に当時の価格で1万5千円で払い下げ(2010年時点の金額換算で約2,500万円、大正島を除く)となり、第二次世界大戦中の1940年代前半に事業中止にともない無人となる。その後、妻が所有し、1970年代に埼玉県内の親交のあった人物に約4,600万円で譲渡した。


    石原慎太郎は、2010年(平成22年)10月24日放送の『新報道2001』にて、過去に尖閣諸島の一部を購入したいと考え、埼玉県内の所有者に相談をしたが断られたと語った。その所有者は大地主だったため、戦中や戦後に土地を政府に没収されたり、削られたりしたために行政や政治を信用できないとし、島は自分達で守り、絶対に売らないとしている。なお、石原と現在の所有者とは、石原の亡くなった母を通じてのつながりがあったために面談できたが、その事実が所有者に分かる前は「政治家には一切会いたくない」と門前払いされたという。


    その後、所有者は、「本来土地というものは、先祖代々受け継がれるもの。私が所有者である限り、あの島は日本の領土です。外国企業からあの島を350億円で売却して欲しいと言われたが、断りました。もし仮に私の子孫が途絶えても、その時島の所有権は日本に移る。あの島は永遠に日本の領土です。」と答えた。


    各島の所有者と所有地の住所は次のとおり。 (以下略、引用終わり)

つまり、所有権者が個人から東京都になるだけのハナシ。現在でも日本人が所有者。これで問題解決になどなるワケがないでしょう、としか思えないのですが−−−


以下、 人民日報日本語版 中日関係を悪化しかねない釣魚島問題 中の 記事一覧 より;


  国防部、「武力で釣魚島奪う準備」説に回答
    更新時間:08:32 Mar 31 2012

  釣魚島に対する日本側のいかなる一方的措置も不法で無効
    更新時間:11:28 Mar 28 2012

  日本政府が釣魚島周辺の小島を国有財産化
    更新時間:11:32 Mar 28 2012



台湾での報道は;


  Taiwan protests Tokyo's plan to buy disputed islands
    Central News Agency, 2012-04-17 01:40 PM


その他報道;


  Tokyo’s Ishihara Seeks to Buy Senkaku Islands Claimed by China
    April 16, 2012, Bloomberg News