遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

G7末期の悪あがき、 ついでに新たな植民地時代への布石?? その2

その1


米債務問題の深刻化さが表面化する前既に、『世界経済の主導役がG7英米覇権) からG20 (多極型覇権) に転換するとともに、IMFは生き残りのためにG20の財務省に衣替え』 (このコトバは 田中宇さん記事 より借用) の雲行きが相当怪しくなっておりました。むしろそれに逆行してG7復権の再試行、更には国連まで巻き込んだ、 「民主化」 「革命」 と云う名の新しい衣をまとった旧い植民地体制復活と云う、落ち目の 「勝ち組」 に都合のよい方向へ。そのココロは、世界大恐慌を恐れアメリカの破滅的な性向・内外政策を黙認し、何とか誤魔化してドル延命を図り対米債権を (当面) 保全したい、ソーシャルメディアも巻き込み情報操作によって資源国をかいらい化し覇権と資源を確保したい、そのおこぼれにあずかりたいと云うこと。象徴的なのが、リビア戦況を巡ってのドタバタ;


 リビア:トリポリ制圧 欧州外交に新たな不協和音も
  毎日新聞 2011年8月23日 19時55分

  −−−英仏が今後、民主主義や人道支援を唱えて武力行使も辞さない介入外交に積極的に取り組む可能性もあり、欧州連合(EU)諸国が共通外交を見いだす道はより険しくなったとも言えそうだ。 (以下略、引用終わり)

 リビア:「中露の原油利権排除」 支援なしで反体制派
  毎日新聞 2011年8月23日 13時21分(最終更新 8月23日 13時45分)


   結局、米欧は石油の利権が欲しくて反政府勢力に肩入れしたことが改めて確認されただけ。ただし報道されるリビア情勢は二転・三転しており、情報操作が行われている疑いが濃厚。 アホな日本の夕刊紙などまで尻馬に乗って (乗せられて) あることないこと派手に書き立てている様ですが、報道される通り本当にカダフィ政権崩壊間近なのか? アメリカのカネをアテにして開戦したビンボーな欧州は、その正当性も出口も見えないリビア爆撃を早く終わらせたい一心でしょう。欧州連合なんて実質機能していない弱者連合、何の役に経っているのか甚だ疑問。



G7 断末魔?】


 G7結束アピールへ=欧州債務問題、米国債格下げで対応
   時事ドットコム、2011/08/06-22:09


 金融市場安定へあらゆる方策=G20財務相が共同声明
  時事ドットコム、2011/08/08-18:07

  −−−G20の財務次官らが7日に緊急開催した電話協議後、議長国のフランスが声明の草案をつくり、加盟国が合意した。 (以下略、引用終わり)

   猿の率いるフランスが曲者。G20・IMFともG7の傘下に置いて操りカネだけ出させ、G7の中でアメリカに対抗するための道具にするつもりか? 輝かしきフランスの復権を目指すつもりだろうが、多分そうは問屋が卸さない。


 If Obama really wants to lead us to a free world, he should abolish the G8
   guardian.co.uk, Wednesday 25 May 2011 21.00 BST




IMFは誰の道具?】


 IMF副専務理事に朱民氏を指名…中国の発言力が高まる見込み
   サーチナ 7月13日(水)10時0分配信


 IMF Bogs Down Arab Revolt, Reinforces Imperial Policies
   July 13, 2011, ANTIWAR.COM


 More Harm Than Good / How the IMF’s business model sabotages properly functioning capitalism
   July 11, 2011, Newsweek


 IMF専務理事選考でも浮き彫り ガバナンスの欠陥 / スティグリッツ教授の真説・グローバル経済
   【第16回】 2011年6月15日、ダイヤモンド・オンライン




【国連は誰の道具?】


 <国連総会>潘事務総長の再任 全会一致で承認
   毎日新聞 6月22日(水)10時33分配信

    アメリカの言いなり、YESマン留任。大過なく、休まず、働かず −−− ハテ、どこかで聞いたような?


 シリア非難決議支持せず=リビアの二の舞いごめん―ロ大統領
   時事通信 6月20日(月)18時55分配信


 NATO空爆停止を=南ア外相ら安保理で要求
   時事通信 6月16日(木)6時20分配信




【植民地復活】


 米英で復活する植民地主義
   2001年11月12日 / 田中 宇 (無料記事)

    この記事はもう10年前、2度目の911の2ヶ月後に掲載されたもの。この動きの本質は今でも変わっていない、と私は考えています。表面上変わった事と言えば、 「民主化」 「革命」 「独裁者からの解放」 と云った心地よいコトバで飾られる様になったこと、更には最近お仏蘭西が積極関与する様になったこと、およびソーシャルメディアが利用される様になったこと位でしょうか。


 男2人に禁錮4年の実刑、フェイスブックで暴動あおる 英国
   CNN.co.jp 8月17日(水)9時51分配信

    自国内でやると犯罪、しかし中東で暴動を煽るのは称賛。矛先が向けられれば、中東だろうが米欧だろうが政府の対応は同じ。


 食料価格の変動リスク軽減=途上国支援で世銀と米投資銀
   時事通信 6月22日(水)1時0分配信

    アメリカの投資銀行が途上国支などするものか、途上国支でしょう。カラクリは未検証ですが。ハイチにしろソマリアにしろ、皆犠牲になるだけ。


 米国務長官、アフリカに対し中国の「新植民地主義」を警告
   サーチナ 6月13日(月)14時48分配信

    世界一のうそつきが 「あいつのうそに気を付けろ」 とご注進、笑える!