まちあるき ならぬ 有事歩行
昨日2011年3月11日は地震に伴う首都圏交通機関マヒにより、楽しみとしての歩行ではなく、元々まちあるきを始めた目的である有事の際の歩行帰宅を実行したことになります。
当初降っていた小雨も止み、昨年のまちあるき 相模原⇒元町中華街 ルートの逆を少し変え、総距離約29キロを6時間半 (平均時速 4.4キロ) で歩き切れました;
大好きなチーズケーキ5個換算のカロリーを費消しましたが、実際に歩行帰宅したことでの追加費用は;
缶コーヒー \110
HOTジャスミン茶 \100
はちみつレモンバウム \189
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計 \399
▲浮いた交通費 \530
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正味 ▲\131
しかし実際には所用があって出かけましたから、書籍・書類および傘を含む便利アイテムを入れた 「ドラえもんのポケット」 状態で約4キロのショルダーバッグ (電車の中で迷惑ゆえリュックタイプのものは持たない主義) を肩にかけて歩いていますから、手ぶら状態よりはるかに負担がかかっています。肩はこるし、腰も痛くなりました。
で、気付いたことは;
・歩道が大渋滞! 基本的に 16号 を使いましたが、幹線道路? の割に道路も歩道も狭い。あまりにしょぼい。昨日は有事とは云え歩行した範囲では建物や道路の損壊には気付きませんでしたが、実際横浜で損害発生した場合、マトモに歩けないことは明白。
・学校帰りのお子さんを連れた親御さんも多かった。親も含めて歩き慣れていないから、子ども対策が必要。
・クルマも大渋滞。特に地震被害発生時、都市圏でのクルマの使用はご法度ですが、私は権利だけを主張する馬鹿なクルマの運転者の良識や自律など信じない。車での避難は必ず行き詰まるのですが、同時に災害時の最大の敵となり得ます。昨日も救急車が立ち往生していましたが、自分の大切な人が乗っていても平気なのだろうか?
・沿線のコンビニに出来るだけ立ち寄ることとしましたが、時間が経つに連れて菓子パンを中心とするお手軽食品が棚から消えていました。必要以上に買い込みをしている輩が多いのでは?
・ケータイは使用不能。(私が現在使用しているのは●フ●バ●クのものですが、通話・メールとも実際に役立たずでした。同社の社長に嫌悪感を抱いているせいかな?) また公衆電話に長い行列が出来ていました。首都圏の場合特に通話数が多いので、通常電話 (固定電話) から市外・県外への発信も3月12日13時時点でも繋がらない。災害用伝言ダイヤル、伝言板のみ使用可。ネットやラジオは大丈夫。
・渋滞する歩道を歩くのはストレスが溜まります。自分のスピードで歩けないから。でも昨日は、ケガ人も無く実際の損害も発生していなかったせいもあるのでしょうが、お互い譲り合ってトラブルなく皆歩いていましたから、快適でしたね。また、クルマ・歩行者の両方にとって、非常時で無くとも厄介で邪魔な存在であるチャリもあまり見かけませんでした。
結局、実際の被災場所から最寄りの避難所や自宅まで歩くしかないのです。クルマや電車は、二足歩行と云う人間の基本機能を拡張する移動手段ですから、それが使えなくなったら当然基本機能に頼るしかありませんよね? その中でも、ハンディのある方々をどう守るかを考えなければなりません。歩行者のことを殆ど考えていない現在の道路のあり方が元凶? クルマを降りた運転者も皆歩行者なのですが。
◆「帰宅難民」9万4千人、都心の避難所で過ごす
読売新聞 3月12日(土)12時45分配信
※ この中の相当数 (被災場所〜自宅が30キロ程度まで) は、私同様、歩いて帰宅出来た筈です。また、寒さ対策としてはエキスパート? を見習うべき。あの方々は、だてに段ボールや新聞紙を使用しているのでは無いのですから。非常に優秀な防寒具。私が北海道で過ごした子どもの頃、寒ぅ〜い日のスキー授業では、セーターの内側に新聞紙を入れていました。冷たい風をほぼ完全に防いでくれるのです−−−