遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

米兵によるアフガニスタン民間人殺害 その12: ヘドが出る −−−

直近関連記事


予想通りその後の報道が途絶えています。めぼしい記事としては;


Afghan Killings and an Amnesia Defense
  April 9, 2012, 5:10 pm, NYTimes.com


Only Now Visiting the Scene of the Crime in Kandahar
  April 04, 2012, ANTIWAR.com (CBS動画あり)


US Blocking Investigation of Afghan Massacre, Bales’s Lawyer Says
  March 30, 2012, Antiwar.com



この様な状況下、非常に腹立たしい報道が幾つか;


US condemns soldiers' actions in Afghanistan
  Last Modified: 19 Apr 2012 12:04, Al Jazeera English

  −−− Al Jazeera’s Alan Fisher, reporting from Washington DC, said the US military "didn’t want [the images] published. They asked the LA Times to not put them into the public domain".

  He said the US soldier who leaked the images did so because they showed "a breakdown in authority and discipline of soldiers serving in Afghanistan". (以下略、引用終わり)


勝ち知らず、連戦連敗の我が将軍様リップサービス。真相解明もクソもない、事実は事実。価値のないアフガニスタン人の死体の切れっ端なんてどうでもよくて、それよりアメリカ政府・軍が全力で取り組むのは、イメージをリークした兵士を罰することでしょう。ウィキリークスでのマニングスさん同様にね。


米兵、自爆アフガン人遺体と笑顔で記念撮影
  読売新聞 4月19日(木)8時8分配信

  写真掲載先:
  U.S. troops posed with body parts of Afghan bombers
      Los Angeles Times, April 18, 2012, 4:30 a.m.

  参考: Posing With the Dead, Dehumanizing the ‘Enemy’
      April 18, 2012 , ANTIWAR.com


そういや、民間人狩りの勲章として指のコレクションやってた米兵もいましたね。日常茶飯事、何を今更。表面的には死体損壊あるいは死者への冒涜ですから 『微罪』 、まだその兵隊が現地にいるなら帰国させ、表面だけ取り繕ってうやむやでしょう。さっさと撤退するしか道は遺されていないのがまだわからないらしい、もっとおぞましい事実が発覚する前に −−− 例えば;


  
  写真説明; "The young soldiers playfully packed up the head, took it back to base, and then took pictures with it"
   死体袋からアタマだけ露出させて撮影 −−− ではない様です。アタマだけを持ち帰って別のカメラに向かって笑顔で記念撮影。郷里に帰ったら近所のガキを集めて散々自慢するのでしょう、きっと。
  出典: How War Can Make Dehumanizing and Horrific Events Seem Normal
     Apr 18, 2012 5:47 PM EDT, The Daily Beast


上掲写真を掲載した元のサイトは Rolling Stone ですが、それでも出典記事題名は 「戦争がいかに感覚をマヒさせるか」 的なものであり、兵士個人をかばう様にも見えます。先の大戦では日本軍も米軍も同じ様なことをしたのでしょうが、 「人間を狂わせる」 戦争を行うのは他ならぬ人間であることを認識済みの筈では −−− 結局、何も学んでいない。



別の意味で腹立たしいのは;


The 2012 Pulitzer Prize Winners / Breaking News Photography


  AFPの写真記者らにピュリツァー賞、米2ウェブサイトも初受賞(1)
    2012年04月17日 10:46 発信地:ニューヨーク/米国、AFPBB News

  「気づけば死体の真ん中に」、自爆現場に居たAFP写真記者 インタビュー
    2011年12月16日 19:49 発信地:カブール/アフガニスタンAFPBB News

     ピューリッツァー賞


受賞した写真には確かにそれだけの値があると思います。写真記者も評価出来ます。同胞の死と絶望を扱った写真であるだけに、複雑な気持ちでしょう。


腹立たしいのは、ジャーナリズム部門の審査基準はあくまでも 「アメリカの新聞」 に載ることだけが条件、ってことは載らないもの −−− 米政府の意向に反するもの −−− は審査対象外であること、および授賞はするものの、問題の解決に努めようとしないアメリカの無神経さ。何故 「自爆」 が起きるのか考えたことはあるのか? (自爆をテロ呼ばわりすることには抵抗があります。特攻隊と重なる部分が多い。) 所詮、世界の田舎者アメリカのマスターベーションなので無視しますけど。


ちなみに次の写真は、2009年1月8日、ガザ地区北部で撮影されたもの。受賞の写真と何が違うのか?


   




ヘドの吐き納めに極め付けを;


<シリア>「あなたの夫を止めて」大統領夫人に呼び掛け
   毎日新聞 4月19日(木)10時43分配信


勘違いするな、たかが外交官夫人 / 有閑マダム (何か背徳的な響きがありますね) の分際で何をぬかすのか。また 「平和のために立ち上がるよう」 なんて、テメエ自身のダンナのやってることを見りゃあ口が裂けたって言えないだろうが。テメエらはダンナのすることを傍観・黙認あるいは応援しているくせに、アサド大統領夫人にはその逆を要求するのか? それよりもまず、一応同じ♀と思われる死神婆やら我が将軍様夫人に同じことを言えよ、マラライの十分の一でもよいから知恵と勇気があるなら。


救い様の無い馬鹿としか思えないが、その尻馬に乗って 「西田恒夫国連大使の敬子夫人ら各国の国連大使夫人らも公開書簡に署名し、協力姿勢を示している。これまでに1万人以上の署名が集まっているという」 のは、馬鹿の履く靴の裏にこびり付いた糞以下。ダンナの外交官特権のおこぼれにあずかるのは別に構わないが、殺りく行為に積極的に加担すると言うならそうはいかない。


約4分間のビデオには、おしゃれな服に身を包んだアスマ夫人と血まみれの子供など、対照的な写真が盛り込まれている。」 だと? 少なくとも先進国はIT技術の恩恵を享受出来るこのご時世、テメエら自身のやっていること・黙認していることを知らないなんて言わせない。まずよく観ろ;


The WE

   各コンテンツは更新されています。サブサイトとしては;


下掲の1枚でもまともに見られるか? 正当化出来るか? テメエらのダンナは見て見ぬふり。そのおかげで出世が出来、夫人もその恩恵にあずかっているんだろ?


    

  クリックして拡大 (ってか、原寸)