遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

来たぞ〜〜: カネの無心

菅 「改造内閣」 閣僚の顔ぶれは 内閣閣僚名簿 - 菅改造内閣閣僚名簿等 - Yahoo!みんなの政治 / 2010年9月17日現在 の通り、幹事長となった岡田の後任外務大臣前原誠司議員の情報 - Yahoo!みんなの政治防衛大臣http://seiji.yahoo.co.jp/giin/minshu/000071/ が留任ですから、対米従属・反中の好戦的な外交・国防政策が採られることになるでしょう。国民の選んだ政府ですから一億火の玉、一生懸命アメリカ様にお仕えしないと;




菅首相、22日に訪米=大統領と会談、国連総会で演説
  時事通信 9月20日(月)15時50分配信

今回のごたごたは犬も食わない○○喧嘩。国連総会なんて出て原稿を上手に読むだけでいい。でも大事なのは、ノーベル平和賞をもらった立派なオバマさんから良い点もらうこと。頑張って、 お隣の明博ちゃんにだけは負けないで。


中国「外相はタカ派」 菅改造内閣 各国反応
  産経新聞 9月18日(土)7時56分配信

中露なんて外野の雑音は無視して。おカネは幾ら使ってもいいから、オバマさんにだけは心配かけちゃぁダメ;


「大統領来日に合わせない」外相に防衛相不快感
  読売新聞 9月21日(火)12時0分配信

兄弟喧嘩してる場合じゃないでしょ。


<思いやり予算>米が「強い懸念」 特別枠化で減額の可能性
  毎日新聞 9月21日(火)8時4分配信

普天間、大統領訪日までの決着可能=思いやり予算増額を―米国防次官補
  7月27日23時44分配信 時事通信

思いやり予算で本格交渉へ=見直しめぐり難航必至―日米
  7月20日9時15分配信 時事通信

ワシントン、第2の小泉待ち望む=民主党大敗で米政治専門家
  7月13日8時11分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル

EEUU pide a Japón más dinero para el traslado de la base de Futenma
  TOKIO, 4 Jul. (EUROPA PRESS)



これから国連総会のシーズンですが、昨年と何も変わらないでしょう。スケジュールは Meetings of the 65th Session 参照。


外務大臣となったプチネオコン前原については;



前原誠司(まえはらせいじ)-ホームページ- 政策
  (関連する画像部分を以下転記)

  • 目指す国家像:尊厳ある国家
  • 自らの国に誇りを持って、他国からも尊敬される国家に。
    外交・安全保障: 自立と協調
    −−−アメリカを中心に他国と協調。ただし、自分の国は自分で守る。


記事論文(テーマ別) » 日本外交の基軸は日米同盟 (産経新聞 2009年1月24日朝刊)

−−− 一方、日本外交の基軸は日米同盟だ。ヒラリー・クリントン国務長官も日米同盟について、「アジア・太平洋地域の平和と繁栄を維持するために不可欠で、アジアにおける米外交の要だ」と明言している、オバマ政権で日米関係に大きな変化はないだろう。


 民主党は昨年の臨時国会でインド洋の海上自衛隊の補給活動を一年間延長する新テロ対策特別措置法改正案も反対した経緯があるので、民主党政権が誕生すれば、海自の補給活動は中止する。だが、アフガニスタンの安定、中東全体の安定は、石油価格の安定につながるので、日本は何らかのコミットメントをする必要がある。


 具体的には国際治安支援部隊ISAF)に参画し、ある地域の地方復興チーム(PRT)に責任を持ち、農業指導、警察、医療など民生分野の支援に乗り出すべきだ。治安を維持しながら活動することになるので、武器使用基準は柔軟に考えた方がいい。小沢代表が提唱する「国連中心主義」は国連のステータスを高める努力を各国がしていくという意味では、悪くない。日本は、国連と日米同盟をうまくバランスさせて、日本の安全保障と国際貢献活動をしっかりやっていくことが大事であり、「国連至上主義」になってはいけない。



参考まで、田中宇さんの前原に関する考察は;



日中対立の再燃
  2010年9月17日  田中 宇


−−− 米国が日本を誘って中国と敵対させている場合、日本側のエージェントとして最も可能性が高いのが、国土交通大臣として海保を管轄し、米国の政策決定者たちと深い関係を持つ前原新外相である。今回、前原は外相になるが、これは日本が中国との敵対を今後さらに強めていくことを意味している。親中派の岡田を外して前原を外相にしろ、という米国から菅首相へのメッセージがあったのかもしれない。岡田は抵抗したが、菅から命じられて外相を下ろされ、代わりに対米従属色が強い前原が外相になった。


 昨秋来、鳩山と小沢から冷や飯を食わされ、中国大使だけでなく、米国大使まで外務官僚ではない人物にされそうになっていた、対米従属の総本山である日本外務省は、前原の外相就任で、一気に息を吹き返しそうだ。初の民間起用の丹羽駐中国大使は早期に辞めさせられるかもしれない。米国の軍産複合体の意を受けた前原は、どっちつかずの菅首相を手玉にとって、青年将校的に、中国を怒らせる隠然と好戦的な反中国政策を次々に放ち、その分前原は対米従属のマスコミにも礼賛され、菅政権は実質的に前原政権になっていく可能性がある。前原がうまく扇動をやれれば、次期首相になれる。  (これ以下にも前原の名前が何回も出て来る)


多極化に対応し始めた日本
  2009年9月25日  田中 宇 (ちょうど1年前)


−−− 民主党も、しばらく前までは「自民党よりさらに積極的な対米従属策を採る」というネオコン的な戦略が党内にあった。今回、国土交通相となった前原誠司らが、以前にその戦略を採っていた。小沢一郎は、以前から「日本は米国・中国の両方と等距離の正三角形の外交関係を持つべきだ」と考えていたが、それと対照的なネオコン戦略も党内にあった。しかし、米国でネオコンが失敗の烙印を押され、米国の崩壊感が強まった後に政権をとった今の民主党からはネオコン色が消えた。前原は巧みに態度を変質し、閣僚ポストを得た(小沢と対立していたのではなく、小沢の了承を受けた上で、党の方向性を模索する別働隊的な動きをしていたのかもしれない)。



アメリカではネオコンが息を吹き返している様だし、オバマネオコンと呼ぶ記事 ”Obama: Neoconservative / by Sheldon Richman, September 13, 2010, The Future of Freedom Foundation” も最近発信されています。前原ごときパシリとはレベルが違う。アメリカと心中路線まっしぐら。それが 「国民の選択」 なら仕方がない。