遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

アメフト反則タックル問題

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二人の学生さんの体と心を傷付けて何が楽しいのか;


 アメフト反則タックル問題で日大選手が記者会見(2018年5月22日)
 THE PAGE(ザ・ページ)、ライブ配信

個人的にアメフトには(も)全く興味はないけれど、勝つためにはルール無視の格闘技なんて、何でもアリの暴力行為に過ぎない;

    • What Kinds of Tackles Are Illegal in Football?
       Sept. 11, 2017, LIVESTRONG.COM
       ”Late Hits / Quarterbacks, punters and placekickers are protected from being hit once the ball has left their possession or while they are in the process of kicking. Tackles or hits made on a quarterback after he has thrown a pass or handed the ball off are deemed late hits and are punished with a 15-yard penalty. Placekickers and punters may not be tackled or hit while they are in the process of kicking or punting. The only exception to this rule is if the kick is blocked by a defender while the kicker is in the process of kicking. These types of hits and tackles are legal.

上掲 加害選手の会見 で −−−

  • 井上コーチからは、私が退場になったあと、DLの上級生リーダーが、私に相手クォーターバックに怪我をさせる役割をさせたことをすまなく思って、「自分にもやらせてほしい」と申し出たという話を紹介して、「その上級生は、自分にもやらせてくれと言ったぞ。お前にそれが言えるのか。お前のそういうところが足りないと言っているんだ」と言われ、退場後に泣いていたところについても、「優しすぎるところがダメなんだ。相手に悪いと思ったんやろ」と責められました。
  • 私が監督に対し、「もうフットボールはできない」と言うと、監督は「お前の罰は、あの時バッタイになって退場になって、お前の処罰は終わっているんだからいい。世間は監督を叩きたいだけで、お前じゃない、気にするな」と言われました。

「気にするな」 だって?? 監督・コーチは、相手選手を負傷させるだけの目的で自チーム選手に危険な反則行為を行わせ、退場になればそれでよし、あとは世間に監督叩きをさせればよいとしている様にしか見えない。犯罪行為 (傷害罪) の指示犯と実行犯、あるいはその犯罪の 共犯 関係。選手の倫理観などお構いなしの使い捨て。おぞましい限りだけれど、勝った負けた、あるいは儲けた損したの世界ではそれが当たり前なのかも。でも、それを教育の場である大学でやるか?


また、今回謝罪のため敢えて名乗り出て会見行い晒し者になった感のある選手 (およびそのご家族) には、決して安くは無いと思われる弁護士費用など発生している筈。日大の対応の遅さ・まずさゆえ発生したものだから、当然日大が払う (補てんする) んだろうね。この選手と云うか学生さんは幸いにして非常にマトモな人間とおもうけれど、この先の保護も考えないといけない。そもそも学生にこんなことやらすなよ。


なおこの様な刑事事件レベルあるいはその疑いのある行為は、プロ・アマ・学生スポーツ界やらビジネスの世界には多分もっとたくさんある・あった筈。これこそ #MeToo(ミートゥー) 運動でもやってみたら面白いと思うけど。いつまでも膿を出さず、責任もうやむやで幕を引く日本は変わらないかも知れないけど。

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